沿岸漁業の振興策 その1

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漁業を取り巻く環境は水産資源量の減少、魚価の低迷、燃油費高騰など厳しい状況が続いています。
コスト構造改善に向けて改善をするも漁船新船製造など莫大な設備投資の捻出が厳しく、漁船の老朽化が進んでいます。
そして担い手が不足しているので漁業の将来が危ぶまれており、とりわけ沿岸漁村地域では漁業不振から地域経済の落ち込み、過疎化が急速に進行しています。

この不況を打開するために魚を増やしたり、魚が逃げ去らないように工夫をしたり、さらに四方から魚が集まってくるような方法を講じることが大切になります。
このことを農業に例えれば、田畑を耕して種をまき、肥料を施して除草することと同じではないでしょう。
確かに一昔前までは魚を獲ることだけを考えて、水産資源が減ってしまったことは事実です。
そのため、現在ではそんな過去の反省を生かして沿岸漁業の振興策が様々な形で取り入れられています。

国土が狭い日本で、都市部ではマンションが沢山ありますが、限りがあるスペースに沢山の人が住めるような工夫がされています。
魚についても同様で、海にコンクリートブロックを入れて魚の棲み処を作り、魚の繁殖を図る方法が古くから取られています。
海にこうして造った魚の棲み処を“築磯”といい、四方からやって来た魚を集めたり、魚の逃亡を防ぐうえでとても役立ちます。
また魚に住む家を与えるばかりではなく、築磯に海藻や色々な生物が生え育つので隠れ場ができ、餌となる生物も集まってきますので、魚は居ながらにして食を得ることができるのです。

またこのコンクリートブロックで造られた海のアパートは魚を集めるだけでなく、魚の産卵場となって繁殖させるために有効であり、またワカメ、テングサ、コンブ、ヒジキ、フノリなど海藻類のほかカキ、アワビ、ナマコ、イセエビの繁殖上にもなります。
築磯となるコンクリートブロックは大きな魚でも小さな魚でも自由に住みつけるように大小様々な縦孔や横孔が設けられています。
そして時期と場所によって魚や餌となる生物の栄養となる米糠、魚粕など与えると一定の効果があるそうです。
そして実験の結果、底に白黒様々な石を敷きつめると魚は黒い石によく集まります。
つまり、魚は明るいところよりも暗いところを好むのです。
画像出典元:http://shiretoko-rausu-lincle.blogspot.jp/2016/02/tv.html

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この記事の著者

サカマ

旬の魚、魚の調理方法から、漁港、産地のレポート、記事など、魚に関わる様々な情報を発信していきます。

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