魚に関することいろいろ

サンマあれこれ リターンズ その1

昨年のちょうど今頃でしょうか、10話に渡ってさんまについてあれこれお話しをしました。
そのとき「今年のサンマ漁獲量は史上最低になるかもしれない」という可能性について幾度か綴りましたが、今年のサンマ漁はその昨年を下回りそうな見通しとなっています。

7月、北海道釧路市では今年のサンマ漁シーズンに先駆けて一足早く、サンマの初水揚げがありました。
このときの競りでキロ1万4千円を記録したものがあり、昨年の初競りと比較して約2倍の値段、もはやサンマは大衆魚とは言えなくなっています。

岩手県大船渡市三陸町の綾里漁港では8月6日、今年初めてのサンマ漁で北海道沖のロシア海域に向けて漁船が出航しました。
東北地方のサンマ漁漁船は48隻、8月中に漁場に向けて次々出航しています。
昨年は漁場が漁港から遠くなってしまったため操業効率が落ちてしまい、例年40回以上の操業が30回程度しか行えなかったのでした。

大船渡漁協では獲れたてのサンマを全国に直送する「さんま直送便」を展開していますが、サンマの水揚げが少なくなったことに加えて、魚価高騰・宅配便の運賃値上げにより顧客の買い控えが予想されています。
漁協では赤字を被ってまで「さんま直送便」は続けられないと話し、今年の漁次第では予約の受付を中止する可能性があるとのことです。

そして大船渡にあるサンマ加工品製造会社では、これまでサンマを炭火焼きや竜田揚げにしたものを製造販売していましたが、この2年間でサンマ水揚げ量が激減したことが経営に打撃を与えています。
加工会社では従業員の雇用を維持するため、利幅の薄い他の魚種を原料にして操業を続けています。

さて、日本のサンマ漁は昭和から平成にかけて概ね20万~30万トンで安定的に推移していましたが、2010年以降になると徐々に減少傾向となりました。
特に2015、16年は約11万トンしか水揚げされず、2年連続で過去最低を記録しています。
このため10キロ当たりの魚価は2,000円台を超してしまい、これは2014年の倍値近くに高騰しています。
最近は日本の排他的経済水域近縁で操業を続けている台湾が2013年に漁獲量で日本を逆転しました。
そして中国のサンマ漁獲量も急増しているのです。

画像出典元:http://imakoko-cooking.seesaa.net/article/390419086.html

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