ウナギあれこれ その1

今年も夏が近づいて、土用丑の日のウナギの申し込みのお知らせを街中で見る機会が多くなりました。
今年の土用の丑の日は7月25日と8月6日です。

さてウナギと言えば最近はもっぱら養殖のものが主流で、国内流通しているもののうち97%が養殖だそうです。
天然ウナギが流通しているうちの僅か3%しかないということに驚きましたが、そんなに“天然モノ”というのは存在していないものなのでしょうか。

ウナギについて、結構知っていそうで知らないことが沢山ありそうなので、色々と調べてみました。
しかしその前にワタクシはウナギという文字を見ただけで猛烈に食べたくなりましたので、ウナギ丼を提供している近所の某牛丼チェーン店に行って特ウナギ弁当を買ってきました。
程よく脂が乗っていて、しかも蒲焼のタレの旨さと山椒のすわすわした辛さが効いていいねぇ…おかわりしたいくらいだ。

一般的に日本国内で流通しているウナギは“ニホンウナギ”と呼ばれるもので、北海道から沖縄を除いた日本各地、朝鮮半島、中国沿岸、ベトナムに掛けて生息をしています。
主にウナギの成魚が生息するのは川の中流から下流、河口、湖など淡水域ですが、内湾など海水域にも生息しています。
1メートル程の細長い体を隠すことができる砂の中や岩の割れ目などを好んで生息をしており、日中はそこに潜んでじっとしています。
ウナギは夜行性なので、夜になると餌を求めて活発に動き出し、甲殻類、昆虫、カエル、小魚など様々な小動物を捕食します。
また嗅覚は非常に優れているもので、イヌに匹敵する位といわれています

生息の面白い特徴として、エラ以外に皮膚でも呼吸をすることができるので、体が濡れて陸上でも生きることができます。
そのため雨の日には自分がいた生息域を抜け出して、離れたほかの水場へ移動することもあり、路上にウナギが現れて驚かせることがあります。
体さえ濡れていれば、切り立った絶壁でも体をくねらせて這い登ることができるため「うなぎのぼり」という言葉の語源となっているのです。

泳ぎはあまり上手ではないので遊泳速度は遅いですが、ほかの魚類とは異なりヘビのように体をくねらせて推進力を得ます。
この泳ぎ方は蛇行型と呼ばれておりウツボ、ハモ、アナゴなどウナギと似た体型の魚に見られます。

一般的にウナギは淡水魚と広く認知されていますが、海で産卵・孵化して、淡水域に登る“降河回遊(こうかかいゆう)”という生活を送ります。

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ウナギあれこれ その2

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