世界の魚料理 インドネシア料理あれこれ

日本から飛行機で6時間、赤道直下のインドネシア首都・ジャカルタに到着します。
入国審査を済ませて空港ターミナルの出口を抜けると、重く甘い香りと共にムワッとした南国特有の暑さがお出迎えします。

インドネシアは東西に5,110キロメートルと非常に長く、1万3,446島という世界最多の島嶼を抱える国です。
約300の民族で構成されている多民族国家で、人口は2億3000万人を超えて世界第4位、また世界最大のイスラム国であります。
北回帰線と南回帰線の間に位置している熱帯気候のインドネシアは農業に最適な環境で、米をはじめ穀物、野菜など様々な植物を栽培しています。
また太平洋、南シナ海、ジャワ海、インド洋にまたがって多数の島嶼が存在しているので、海の幸にも大変恵まれているのです。

さて、ここから本題、インドネシア料理は他民族文化が反映されている料理で、ジャワ料理をはじめ、バリ、スンダ、マカッサル、マナド、パダン、パタクなど実に様々な民族料理が存在します。
いずれの料理に共通していえることは香辛料を多用しており辛く、中華料理の影響を受けていること、イスラム教徒が多いため豚はほとんど食べることがなく、またヒンドゥ教徒も多いため牛を食べることがありません。

そのため魚料理は日本と同じくインドネシアではポピュラーな存在であり、様々な種類の魚が食されているのです。
街中を歩くと、あちこちの食堂で“イカンバカール(Ikan bakar)”という料理があります。
“イカン”は魚を意味し、“バカール”は焼くことを意味するので、つまり焼き魚のことなのです。
鯛やマグロ、シーパーチ、スマ、カレイなどの魚をそのまま炭で焼きます。
海水魚以外でも台湾でお馴染みのサバヒー(ミルクフィッシュ)、アロワナ、ピラルク―、ナマズなど淡水魚も広く食用で扱われています。

ほかにもニンニクやトウガラシなど香辛料をたっぷり魚に塗して、バナナの川で包んで蒸し焼きにした“ペペスイカン”という料理も親しまれています。

そしてインドネシアで有名な食べ物といえば“ナシゴレン”ですね。
“ナシ”はご飯、“ゴレン”は揚げることを意味しますので、チャーハンはフライドライスのことを指します。
魚文化のインドネシアですから、当然魚を具にしたナシゴレンもあります。
塩漬けにした干物をご飯と一緒に炒めて、魚の塩辛さと香辛料の辛さを楽しみます。

ほかにも美味しいインドネシア魚料理がありますが、紹介しきれないのでまた今度にしましょう!

画像出典元:http://blog.livedoor.jp/aonoskm7/archives/28498696.html

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