寒くなると北海道から定期的に水揚げがある魚がハッカクです。
太平洋の北側に生息している魚で、沿岸の浅い岩礁や砂泥が生活の場となっています。
ハッカクの正式和名はトクビレといいますが、雄は大きな背びれと尻びれが特徴的でとくに大きいことから“特鰭”と名付けられました。
主に底引き網や刺し網で漁獲されます。
近年、テレビなどメディアで取り上げられて、人気と知名度に比例して値段が高騰してしまいました。
見た目がごつくて、体の断面が八角形のハッカクのウロコはカニやエビのように硬いのですが、これを剥がすと綺麗な桃色の身が出てきます。
この身はとても良い脂の乗りで、身の旨い味わいとともに、脂の柔らかい甘さが一緒になって口の中に拡がります。
また、肝に非常に深い旨みが凝縮されています。
ウロコは固くて食べることができませんが、熱を通すと非常にいい香りが楽しめます。
新鮮なものは薄造りにして、ハッカクのトロっと蕩ける生の味わいを楽しみましょう。
北海道では塩焼きのほかに、味噌にハッカクの肝を流し込んだ軍艦焼きがポピュラーな料理です。
一度食べたらクセになる、深く甘い味わいです。
画像出典元:http://nobu.tv/blog/2012/09/15/572
新鮮な鮮魚が手軽に買える、サカマアプリ
この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします
Twitterでフォローしよう
Follow sakamainc