今日の魚 ホッケ


秋になり、北海道の漁港から連日水揚げの案内が来る魚のひとつに“ホッケ”があります。
秋以降、翌年の春にかけて北海道の沿岸にはホッケが沢山集まります。
ホッケはアイナメの仲間で、オホーツクなど冷たい水温を生活域にしている魚です。
海面に群れになって上向きに泳ぎ、渦巻きを発生させます。
この渦巻きは“ホッケ柱”といい、海面のプランクトンを捕食するための知恵なのです。
産卵期は9月から2月にかけて、水深20メートルのより浅い岩間に卵を生みますが、東北から北海道にかけて各々分布域が異なっており産卵期にはズレがあります。
ホッケは古くから馴染みがある魚ですが余り食用としては好まれておらず、ニシンが獲れなくなったときの代用魚という位置づけでした。
その頃は現在の様な冷蔵技術も発展していなかったため、鮮度落ちが早かったこともありますが…。
今では肉厚で脂が乗ったホッケを塩焼きにしたり、干物にして焼いたりと手軽に美味しい料理が幾つも愉しめます。
他にも煮付けやフライなどで酒の肴にすると、日本酒がとても進みます。
鮮度がいい魚は刺身にして食べると旨いのですが、アニサキスなど寄生虫の危険性があるのでいったん冷凍してルイベにするといいですね。
画像出典元:https://cafy.jp/18387

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