鰹(カツオ)


戦国時代、武士の間ではカツオが「勝つ魚」とされ、縁起がいい魚と重宝されていました。
織田信長は、清州城や岐阜城まで生のカツオを取り寄せて、刺身を家臣にふるまいました。
しかし、カツオの人気が高まるのは、なんといっても江戸時代です。
ころが、江戸時代ではこの初ガツオの高価なこと、目の玉が飛び出るほど。
1812年三月末、歌舞伎の人気役者中村歌右衛門がカツオ一本(一匹)を三両で買ったという記録があります。
当時の下女の給料が年間で最高二両、下級武士の年収が三両一人扶持(いちにんぶち)だから、どれほど高価かわかります。
ちなみに、武士を馬鹿にして「サンピン」と呼ぶのは、この三両一人扶持からきています。
それも、四月から五月の初ガツオでなければいけないのです。
一両は今の十万円くらいでしょうか。どれだけ人気があって高価だったかが分かりますね!
夏のカツオは脂が少ないのでタタキにして食べるのが絶品です。
さっぱりと素直な味わい、ほのかな酸味が効いたカツオの身の美味しさです。
身はタンパク質に富み、アミノ酸、不飽和脂肪酸EPAとDHAなど栄養分が豊富に含まれています。
画像出典元:http://rikonon.exblog.jp/22235957/

新鮮な鮮魚が手軽に買える、サカマアプリ

blank

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事