さかなの旬 鰹(カツオ) 戦国時代、武士の間ではカツオが「勝つ魚」とされ、縁起がいい魚と重宝されていました。 織田信長は、清州城や岐阜城まで生のカツオを取り寄せて、刺身を家臣にふるまいました。 しかし、カツオの人気が高まるのは、なんといっても江戸時代です。 ころが、江戸時代ではこの初ガツオの高価なこと、目の玉が飛び出るほど。 1812年三月末、... サカマ
さかなの知識 江戸時代の魚のお話 さて唐突ですが、私と妻は「常磐津」という邦楽を嗜んでおります。 常磐津とは江戸時代に生まれた三味線音楽で、歌舞伎や日本舞踊で欠かすことのできないものであります。 歌舞伎の演目と同様、物語に沿って情景を語り、曲中に登場する人物の声色(こわいろ)で台詞がある素浄瑠璃というものに、中棹三味線で伴奏します。 有名なものでは足利... サカマ
さかな料理 高知の漁師めし~鰹のたたき~ 高知といえばまず一番に頭に浮かぶのは「鰹」でしょう。カツオは春と秋の2度にわたって旬を迎える魚です。中でも春から初夏にかけて獲れる初鰹は、季節を感じさせる逸品ですね。「目には青葉、山ホトトギス、初がつお」江戸時代の俳人、山口素堂も詠んでいます。 鰹料理といえば代表格は「鰹のたたき」でしょう。料理の起源は土佐漁師のまかな... サカマ