タウナギはまずい？その味や美味しいレシピ、旬な時期をご紹介

2022年2月28日 2022年7月4日

そもそもタウナギってどんな魚？

タウナギとはウナギのように細長い形をしていて、田んぼや水路などの浅い沼に生息しています。

ウナギという名前がついていますが、形が少し似ているだけで、ウナギではありません。

タウナギには鱗やヒレがなく、ヌルヌルしています。夜中に水路で見かけると、まるで白蛇が泳いでいるような印象を受けます。

タウナギはとても釣りやすく、初心者の方でも釣りをお楽しみいただけます。

空気呼吸をするので、釣った後も水の中にしっかり浸す必要はありません。

西日本から沖縄にかけて生息していますが、日本本土に住むタウナギと沖縄に住むタウナギとではヒレの形など少し異なる部分があります。

タウナギは日本ではあまり食べられていません。

脂が少なく、味がさっぱりしていて、食感も硬く、皮には臭みがあります。

肉の見た目もウナギとは全く違い、赤黒い色をしています。

ウナギの白焼きはウナギ本来の香りとプリッとした食感を楽しむことができますが、タウナギを白焼きにしても美味しさはなく、食感もウナギとはほど遠いです。

名前に「ウナギ」が入っているので、フワフワでジューシーな肉厚の蒲焼きなんかを期待してしまう方もいらっしゃるようですが、ウナギと同じ調理方法でタウナギを食べてがっかりしている人も少なくありません。

つまり、タウナギはウナギと味が全然違い、ウナギの代わりにはならないということです。

日本ではなかなか食材にはならないのですが、中国や台湾では滋養強壮のために好んで食べられているようです。

中国や台湾では「鱔魚」と呼ばれています。

ぶつ切りにして食べると臭みが強いため、細切りにして使うことが多いです。

炒めたり、揚げたりしっかり加熱をして、甘辛い味付けや、酸っぱい味付けなど、濃いめに味付けをするような料理が好まれています。

たまに、日本国内でも中国人の多い地域では食べることができるようです。

タウナギは肉が赤黒くなるほど血液が多いため、血行を改善し貧血にも効果があるとして、漢方薬の材料としても注目されています。

タウナギの繁殖期は梅雨の時期から初夏にかけてです。

冬の間は冬眠しているので、活動が始まる梅雨の時期から秋口にかけて釣ることができます。

田んぼに水を入れる時期には近くの水路で意気揚々と泳いでいるタウナギを見つけることができると思います。

ただし、美味しい時期というものはないようで、どの時期に釣ったとしても、やはり臭みがあり、肉は赤黒くあっさりしています。

日本ではあまり好んで食べられていないので、中国や台湾で調理されているレシピを紹介します。味付け次第で美味しく食べれると思います。

材料

・さばいたタウナギ1匹分、ネギ1本、生姜1かけ

ネギをぶつ切り、生姜をみじん切りにする。
フライパンにラードを入れて熱し、ネギを入れて香りを出す。
うなぎを一気に入れ、強火で炒める。
生姜を入れて、大体火が通ってきたところで、酒大さじ1、醤油大さじ2、砂糖大さじ1、旨み調味料1ふり、中華スープの素少々を加え、火を弱め、味をしみこませるため蓋をして5分煮る。
煮つまってきたら、強火にし、水溶き片栗粉を加える。
皿に盛り付ける。お好みでネギなどを散らす。
フライパンでゴマ油を熱し、煙があがってきたら、盛り付けた炒め物に注ぐ。ジューと音がなる。
仕上げに、胡椒をふりかける。

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材料

・タウナギ 300ｇ、やきそば麺 1袋、ネギ2本、ショウガ2枚、タマネギ 50g、トウガラシ 1本（輪切りでも可）

よく洗ったタウナギの骨は抜いて細切りにする。ショウガは薄切り、ネギはぶつ切り、タマネギは千切りにする。トウガラシは輪切りにしておく。
フライパンにサラダ油大さじ4を熱し、ネギ、ショウガ、タマネギを炒める。香りが出てきたらトウガラシと中華スープ200cc、醤油大さじ3、塩少々、砂糖大さじ1、酒大さじ1と半分、酢大さじ1、焼きそば麺を入れて強火で炒める。
馴染んできたらタウナギをいれてさらに炒める。タウナギに火が通ったら水溶き片栗粉で軽くとろみを付け、最後にごま油をいれて完成。