そもそもイトウってどんな魚？
イトウとは一体どんな魚なんでしょうか。
イトウは漢字で書くと魚偏に鬼。日本では最大の淡水魚でサケの仲間です。
成魚にまで育つと1.5mにまで大きくなり、最大で2ｍを超えた個体もいました。
1mの大きさになるまで10年から15年程かかると言われています。
成長にそれだけ時間がかかるだけあって、寿命は大体20年位と長寿の魚です。
魚やカエルだけではなく、ネズミや蛇や水鳥までも食べてしまうというかなり獰猛な魚です。
北海道の北部にしか生息しておらず、個体数は非常に少ないため絶滅危惧種にも指定されています。
釣りをする方たちからは希少である、大きく成長して人気が高い、という事から憧れの意味を込めて「幻の魚」と呼ばれています。
天然のイトウに出会える機会は非常に少ないのですが、現在は北海道と青森県内などで養殖が行われています。
そんな「幻の魚」であるイトウを一度釣ってみたいという方は、静岡県御殿場市の東山湖フィッシングエリアをお勧めします。
東山湖フィッシングエリアでは頻繁にイトウを放流していて、ホームページ上にイトウの放流情報が掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。
イトウはまずい？どんな味がするの？
さて、そんなイトウは一体どんな味がするのでしょうか？
サケ科に属していますが、イトウの味はサケっぽくはありません。
淡水魚特有の生臭さがあまりなく、マスとイワナを足して割ったような白身の魚の味に似ています。
締めたては淡白でコリコリした食感が特徴的で、氷温冷凍で数日間熟成するとより一層味わいが深くなります。
鱗は薄く弱いが非常に取りにくく、皮はとても厚く切りにくいです。骨は柔らかく小骨があります。
イトウが美味しい旬の時期はいつ？
それではイトウの味が最も美味しい旬の時期はいつなんでしょうか。
天然物のイトウの旬は夏から秋。しかし天然物は絶滅危惧種ですので食べる機会はほとんどありません。
天然のイトウは基本的にキャッチ＆リリースが基本で、釣れた際に何らかの理由でイトウが亡くなってしまった時にだけ食しているようです。
そして養殖されているイトウの旬は越冬季の10月から3月で、この時期のイトウは特に脂が乗って味が美味しいです。
青森県西津軽郡鰺ヶ沢町のドライブイン汐風で鰺ヶ沢限定どんぶり「イトウ丼」を予約無しで食べることが出来ますので、機会があればぜひ一度お試しください。
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イトウを美味しく食べることができるレシピは？
イトウはどのように料理すると美味しく食べることができるのでしょうか。
イトウにおすすめの調理法は塩焼き・お刺身・カルパッチョ・唐揚げ・ムニエルなどです。
寄生虫がいないのでそのままお刺身でも楽しめます。お刺身はねっとりとしてイトウのうま味を強く感じることが出来ます。
イトウの味はびんちょう鮪に似ていて、柔かい食感ですがトロリと溶ける感じはありません。
味があっさりしているのでムニエルにしても合います。噛めば噛むほどうま味がでてきます。肉質はマスに似た淡いオレンジ色でサケと比べると少し柔らかいです。
ここでは特におすすめなイトウの料理法であるカルパッチョとムニエルのレシピをご紹介します。
イトウのカルパッチョ
①イトウを適度な厚さに切って軽く塩コショウで下味をつけて冷蔵庫で冷やしておきます。
②オリーブオイル・レモン汁・しょうゆ・にんにく・玉ねぎのみじん切りを混ぜてソースを作っておきます。
③お皿にイトウとベビーリーフやレタスなどお好みの野菜を盛りつけ、ソースをかけて出来上がりです。
イトウのムニエル
①水気を綺麗にふき取った身の両面に塩コショウを刷り込みます。
②全体に軽く小麦粉をまぶします。
③フライパンにバターを熱し、皮の方から中火で焼いていきます。
④少し焦げ目が付いたら裏返し、火を弱めもう片面を焼いていき、焼けたらお皿に盛りつけます。
⑤イトウを焼いたフライパンの汚れをさっとふき取り、バターを溶かします。
⑥白ワインとパセリを入れて火を消し、レモン汁と塩コショウで味を調えます。
⑦お皿に盛りつけたイトウに⑥のソースをかけて完成です。
イトウの味についてまとめ
いかがでしたでしょうか？
今回、サカマでは以下のトピックについてご紹介してきました。
- そもそもイトウってどんな魚？
- イトウはまずい？どんな味がするの？
- イトウが美味しい旬の時期はいつ？
- イトウを美味しく食べることができるレシピは？
サカマでは、魚に関する様々な情報をご紹介しております。
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