初夏を過ぎて、全国的に入荷量が増えてくる魚介類のひとつとして、岩牡蠣があります。
日本海側を中心に、深さ5~10メートルの岩場に生息します。
真牡蠣と比べて体が大きく、ときに1キロ以上の重さの個体があることが特徴です。
岩牡蠣と真牡蠣の違いについて、実に様々なのです。
深さ5~10メートルの深さの岩場に生息する岩牡蠣に対して、真牡蠣の生息環境は潮間帯に生息しています。
潮間帯で生息する真牡蠣は干潮時は空気にさらされる環境のため乾燥に耐えるため常に体に水分を蓄えなければなりません。
また餌となる植物性プランクトンは満潮時、海水に浸されたときにしか摂取できません。
そして春の産卵期になると一気に卵を放出してしまい、身が痩せてしまいます。
真牡蠣の旬は10月から3月にかけての冬場です。
一方、岩牡蠣は水深がある環境のため、常に餌の植物性プランクトンを食べることができ、栄養が行き届いています。
ただ海中で生息するということは常に捕食者と接触する危険性があるため、大きく厚い殻で身を覆います。
そして産卵期は7月から11月にかけて、ゆっくりと卵を放出します。
そのため産卵直前の夏場が一番身が太っており食べ頃なのです。
濃厚な味わいの真牡蠣に比べて、瑞々しいジューシーでさっぱりした味わいが楽しめます。
また殻付きのまま蒸すと、熱で旨味が凝縮されて一層美味しくいただけます。
ただし、熱を通しすぎないのがコツです。
画像出典元:http://portal.nifty.com/cs/hillsPhoto/detail/100309121255/1.html
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