さかなの知識 夏に食べたい魚介類その2 キビナゴ 初夏を過ぎて、鹿児島で欠かせない魚がこのキビナゴです。 ニシン類の仲間で体が細くて半透明、幅広い青銀色の立て帯が美しい魚です。 春先になると、関東南部から南日本にかけての太平洋、東シナ海方面で水揚げされます。 伊豆半島では春から夏の産卵期に外洋に面した砂浜に、産卵をするためのキビナゴの大群がやってきます。 卵は水底に沈... サカマ
さかなの知識 雨とイワシ ここ数年、激しい夏の夕立に対して「ゲリラ豪雨」と呼ばれるようになりました。 スコールの様な雨の降り方に、日本は亜熱帯になってしまったのかと思う程です。 先日、私が居住している横浜市内にて1時間に70ミリ以上という猛烈な雨が降りました。 運悪く、降りはじめる直前に所用で出かけたため、この超・豪雨をもろに受けてしまいました... サカマ
さかなの知識 アワビにも色々種類がありまして…クロアワビ 前回は「幻のアワビ」と呼ばれるマダカアワビについて綴りました。 今日はマダカと並んで高級のクロアワビについて記してゆきたいと思います。 日本のクロアワビは太平洋側で房総半島より九州にかけて、日本海側は北海道南部から九州にかけて生息します。 生活環境としては5メートル前後の比較的浅瀬に生息します。 夜行性で昼間は岩の隙間... サカマ
さかなの知識 アワビにも色々種類がありまして…マダカアワビ 夏の日差しにとろけてしまっている今日この頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。 8月、9月とこれから更に暑い日が続きます。 しっかりと栄養を摂って夏バテしない様にしたいものですね。 さて夏に食べたい魚介類のひとつにあるものがアワビです。 旨さ、大きさ、そしてお値段も王様級のアワビ、おいそれと簡単に手が出せないですね... サカマ
さかなの知識 夏に食べたいお魚 マナガツオ まだ梅雨が明けていない関東ですが、7月に入り日差しが一段と強くなっています。 今日、横浜で今年初めてのセミの音を聞きました。 盛夏にあちこちから聞こえるセミの合唱はうだる暑さが相なって辟易としてしまいますが、季節の初物に出くわしたときは何はともあれ嬉しく感じてしまいます。 閑話休題、セミの音といえば関東はアブラゼミの「... サカマ
さかなの知識 鳴く魚(ホウボウ) 日が暮れて周りが暗くなるとき、海から「グワッグワッ」、「ボーボー」と不気味な音が聞こえてきます。 それまで穏やかな海の光景が一転して恐怖に感じてしまい、さっさと釣り竿を片づけて帰りたくなるものです。 そんなときに限って釣り竿にアタリがあるもので暗闇の中、恐る恐る釣り上げると真っ赤なホウボウが釣れました。 とても大きな鳴... サカマ
さかなの知識 クロマグロの名門水揚げ漁協の破たんとクロマグロの今後 今年5月、和歌山県那智勝浦町の「勝浦漁協」が経営難により破たん・解散となってしまいました。 漁業関係者の間では「全国で有数のクロマグロ水揚げ地なのに何故なのか!?」という驚きの声があちこちで聞こえます。 勝浦漁協は今年初めに400キロ級の超大型マグロを水揚げして話題になりましたが、全体の水揚げ量としては低下していました... サカマ
さかなの知識 今と違います。江戸時代の寿司あれこれ 昨日は助六寿司について、魚からかけ離れた記事になりました失礼をお許しください。 さて、江戸時代の寿司について気になるとのご意見をいただきましたので、本日はそんなお話を綴りたいと思います。 江戸町内での握り寿司は現在のファーストフードみたいなもので、発案された当初は岡持ちに入れて売り歩くスタイルでしたが、そのうち屋台が登... サカマ
さかなの知識 助六さまとお寿司のお話 人間シジューを過ぎると、食に対する嗜好が確実に変化しますね。 先日、かなり久々に某有名トンコツギトギトラーメン店(ニンニクマシマシのコールで有名なお店です)にて、一番小さいと言われるラーメンを食べましたが、胃もたれが凄すぎて。 三十代だったら大盛り、豚ダブルは余裕で食べられるクチだったのですが…。 多分、今年は横浜家系... サカマ
さかなの知識 この夏、京都に出掛ける人必見!舞鶴で岩牡蠣食べましょう! 夏の京都市内は7月の八坂神社祇園祭、8月の若宮八幡宮大祭、大文字五山の送り火など様々なイベントが目白押し、日本の夏の文化を存分に楽しめます。 なかでも八坂神社祇園祭では、鱧は神様にお供えされます。 昔の京都は交通の便が悪く、しかも夏は猛烈な暑さ、大阪湾周辺や日本海側から水揚げされた魚を急いで持ってきても、道中で次々と魚... サカマ