さかなの知識 水産加工品~魚醤の数々~ 醤油は大豆からしかできないわけではありません。一般に普及している醤油と呼ばれるものは、もともと穀醤と呼ばれていました。 日本には穀醤のほかに、古くから肉や果物で作った醤油がありました。醤油の種類を挙げてみます。 <穀醤> 米・麦・豆など穀物を発酵させて作った醤油。醤油、味噌の原型。 <草醤> 野菜・果物などを発酵させて... サカマ
さかなの知識 魚を使った健康料理~魚うどん~ うどんやラーメンなど麺好きな人は、毎日1食は麺を食べる人もあれば、3食とも麺を食べる人もいます。いくら好きでも食べ過ぎはよくありません。炭水化物=糖質の摂りすぎは危険です。 人の一日のエネルギー必要量は、男性で2660kcal、女性で1995kcalです。炭水化物のエネルギー量は4kcal/gであり、仮に60%と考える... サカマ
さかなの知識 鮨のいろいろ~鯖を使った寿司~ 鯖を使った寿司は美味しいですね。どんな種類があるのでしょう。鯖棒寿司・柿の葉寿司・バッテラ寿司が思い浮かびますね。押し寿司に適しているのでしょうか。 ■鯖鮨 鯖寿司といえば京都が発祥といわれています。古来から京都では新鮮な鯖は手に入れることができなかったため、福井県の若狭から鯖を手に入れていました。 有名な鯖街道を荷車... サカマ
さかなの知識 鮨について~鮨はどこから?~ 寿司はいつ食べてもおいしいですね。食欲がない時でも、寿司なら食べられるという人も多いのではないでしょうか。 いろんな寿司がありますが、日本ではいつごろから寿司を食べ始めたのか、どんな寿司だったのかを調べてみました。 すしは漢字で書くと「鮨・鮓・寿司(当て字)」と書きますが、中国では2000年前からあった漢字です。 「鮨... サカマ
さかなの知識 サバヒー!?どんな魚? サバは知っていてもサバヒーとは何ぞや? 太平洋南部からインド洋にかけて熱帯で生息する魚で、日本では殆ど馴染みがありません。 日本近辺では台湾(特に台南)、インドネシア、フィリピンで食用利用されています。 ネズミギス目という種に属し、英語ではミルクフィッシュと呼ばれています。 形態的にはニシンやイワシに似ています。 海水... サカマ
さかなの知識 かまぼこ900周年プロジェクト~かまぼこが地球を救う~ かまぼこが文献に登場してから900年経ったといわれます。 かまぼこがこれほどまで歴史があるとは思いもよらなかったですね。 ■蒲鉾の歴史を振り返ってみましょう 古くは材料を竹に巻きつけ、棒状にしたところ、蒲の穂に似ているところから蒲鉾と呼ばれるようになったようです。平安時代は淡水魚のナマズなどが原料になっていました。 こ... サカマ
さかなの知識 アワビ・トコブシの栽培漁業…採卵の前の準備 (その2) さて、前回ではアワビ類の栽培漁業概要と堅い話になってしまいましたが、今回はどの様に現場で種苗生産が行われているかお話をしたいと思います。 私はトコブシ亜種のフクトコブシ生産を行っておりました。 東京八丈島を北端に九州、沖縄、台湾方面など温かい水温域に生息する種族です。 成貝の殻長が7センチのトコブシは、殻長が15センチ... サカマ
さかなの知識 栽培漁業を知っていますか? 日本の国土面積は38万㎢と世界で61番目の国土の大きさですが、領海と排他的経済水域(EEZ)の大きさは世界で6番目の大きさなのです。 日本列島以外に数々の離島が存在しており、広大な領海と排他的経済水域により、我が国には潤沢な海洋資源があります。 戦後、日本の高度成長期とともに漁業の発展も進み、漁船の高性能化や漁法の機械... サカマ
さかなの知識 ヒラメを生きたまま水なしで運べる箱 青森県立八戸水産高校で、ヒラメの輸送に画期的な箱を考案しました。水産物輸送の課題であった鮮度を保ちながら輸送コストの低減が図れる方法が開発されたのです。 水産高校では2年間の研究成果で、本来なら冬眠しないヒラメをある特定の水温で冬眠させ、さらに低温の海水に入れておけば、52時間生存させることに成功。 冬眠中のヒラメを取... サカマ
さかなの知識 寝かせておいしい水産缶詰~缶詰にも食べごろがある~ 鮮魚は保存期間が長引くと鮮度や旨味が減少します。しかし缶詰にして寝かせることによってより熟成しておいしく食べられるようになるのです。 発酵と熟成によってうまみ成分を増やす技術は進歩しており、出来立てよりうまみを増す水産加工品もあるのです。 缶詰は一般に製造後3年間が賞味期限と言われます。あくまでもメーカーがおいしく食べ... サカマ