さかなの知識 モジャコ漁、養殖業者にとって大切な仕事です 毎年4月から5月にかけて、鹿児島ではモジャコ漁が行われています。 鹿児島県内海域のモジャコ概況を県水産振興課のホームページに記載されており、週単位で情報が更新されています。 何だか特別な魚のように思えるこのモジャコの正体、実はブリの稚魚なのです。 魚の養殖は卵を人工ふ化して種苗を育て上げるところもありますが、民間業者の... サカマ
さかなの知識 アワビ・トコブシ種苗生産…放流、自然界へ放ちます (その7) 放流前日に種苗は野菜ネットに種苗を小分けして、野菜バスケットの中に入れて水槽に安置します。※1 小分けする理由は運搬の効率化以外に、種苗受け入れ先は放流場所を数か所に分けて行うからです。 翌日の早朝に受け入れ先がチャーターした漁船が到着するので、海水が張っている魚槽に種苗を小分けした野菜かごを入れ込んで出荷します。 ... サカマ
さかなの知識 アワビ・トコブシ栽培漁業…放流に向けた種苗生産 (その6) 桜が咲く頃、すくすくと育ってきたトコブシの稚貝は食欲が旺盛で、配合飼料を残さず食べます。 この頃になると、かなり大きさに個体差が出てきます。 同じ時期の採卵の種苗でも、最少6ミリ、最大23ミリとかなり大きさにばらつきがあるのです。 なるべくなら放流時までに大きさの個体差を解消して、小さい個体は早く成長させたいところです... サカマ
さかなの知識 アワビ・トコブシ栽培漁業…初期飼育から中間飼育 (その5) 前回は幼生のふ化から摂餌開始までのお話でした。 稚貝が波板に付着している珪藻を食べる量は、成長するにつれて比例します。 飼育中は常に海水をかけ流しているので波板に珪藻が付きますが、次第に稚貝の摂餌量に追い付かなくなってきます。 少し気を抜いた瞬間に、波板に付着していた珪藻が全てなくなり、つんつるてんという事態が発生する... サカマ
さかなの知識 アワビ・トコブシの栽培漁業…さあ、採卵です! (その4) 9月になるといよいよトコブシの採卵を開始します。 トコブシの初期飼育で最も適した水温は25℃以上30℃未満であり、この水温帯は9月だからです。 卵巣・精巣がしっかり膨らんだ親貝を採卵で使用します。※1 オス、メスと別々の水槽に入れて遮光をして、紫外線で照射された海水をかけ流します。 紫外線照射海水がアワビ・トコブシの採... サカマ
さかなの知識 アワビ・トコブシの栽培漁業…色んな道具が必要です (その3) 前回では採卵で使用する親貝の買い付けをして漁船などで運搬する話でした。 ところで日本全国の水産試験場や栽培漁業センターは必ず海岸沿いにあります。 最大の理由は、飼育で利用する海水を常に供給できるからです。 施設によっては事業場の沖合に生け簀を作り、そこで飼育をしているケースもあります。 沖合に取水口を設け、取り込まれた... サカマ
さかなの知識 曳網(ひきあみ)漁業 曳縄漁業 (自由漁業) 漁船で、釣り針のついた釣り糸をひくことで、魚を釣る漁法です。カツオなどの大型の魚類を対象としています。 曳縄釣りでは、ルアーを船で流して魚を釣る釣法があります。 仕掛けにはルアーに動きを与えてルアーを最大限にアピールさせるもの、集魚効果をもたらすものなど、魚のヒット率をアップさせるためのいろいろ... サカマ
さかなの知識 遠洋漁業について 遠洋漁業の定義は、自国の排他的経済水域(200海里水域…370,4km)の内外での大型船による漁業をいいます。 公海や外国の200海里水域内を漁場とすることもあります。世界の海域を股にかけて船団を組んで漁業活動をします。 遠洋漁業は一ヶ月から一年半に及ぶ日数を要すため、採算性の高いマグロやカツオを主な漁獲種にすることが... サカマ
さかなの知識 釣り漁業 釣り漁業 (自由漁業) 古い歴史のある釣り漁は、最も基本的な漁法のひとつです。 地域によって長年受け継がれてきた方法があり、仕掛けや規模、獲る魚の種類や大きさが違ってきます。 漁をするエリアはだいたい決まっていて、遠くへ足をのばすことはあまりありません。 釣り漁業の歴史は非常に古いが、大量の魚を一度に漁獲することができ... サカマ
さかなの知識 かご漁業 かご漁業(知事許可漁業または免許漁業) 「かご漁業」とは、通常えさを取り付けたかごを海底に仕掛け、匂いにつられて入ってきた生物を捕る漁法です。 えさには、冷凍サバ、ホッケ、小さなソウダガツオ、シイラ、ベニズワイの水ガニなどが使用されます。 漁獲対象とする魚種やサイズ、仕掛ける場所によって、用いるかごの形や網目の大きさが... サカマ