さかな料理 美味しく食べるには理屈はいらない…マグロ鉄火丼 世の中には色んな海鮮丼がありますよね。 ご飯の上にマグロを載せたのが「鉄火丼」と言われていますが、それとは別に「マグロ丼」というものもあります。 また、ご飯は炊いただけでもいい、いや、酢飯ではなければならない…ネットで調べると鉄火丼にまつわる様々な主張があり、どれが本当のことか、今ひとつわからないのです。 頭の中を渦巻... サカマ
さかなの知識 サバヒー!?どんな魚? サバは知っていてもサバヒーとは何ぞや? 太平洋南部からインド洋にかけて熱帯で生息する魚で、日本では殆ど馴染みがありません。 日本近辺では台湾(特に台南)、インドネシア、フィリピンで食用利用されています。 ネズミギス目という種に属し、英語ではミルクフィッシュと呼ばれています。 形態的にはニシンやイワシに似ています。 海水... サカマ
さかなの旬 鰍(かじか) 鰍は魚へんに秋と書きます。訓読みすると「かじか、いなだ、どじょう」と読むのだそうです。 日本ではカジカは秋が旬です。まさに秋にふさわしい漢字ですね。 ちなみに中国では「ドジョウ」のことを指すそうです。 カジカはカサゴ目カジカ科に属する魚で、種類によって大きさはまちまちです。 日本にはカマキリ・ヤマノカミ・トゲカジカなど... サカマ
全国の漁港紹介 海潟漁港(鹿児島県垂水市) 鹿児島県の桜島の東側、大隅半島の入り口で錦江湾内に位置する垂水市。 この数年、緩やかに人口が減少して過疎化が懸念されていますが、幻の焼酎「森伊蔵」の蔵があり、焼酎好きには広く有名です。 垂水市は漁協と共同で地元産業の活発化に取り組んでいることがあります。 「海潟漁港」にてカンパチの養殖を行っています。 この海潟漁港は垂... サカマ
さかなの知識 かまぼこ900周年プロジェクト~かまぼこが地球を救う~ かまぼこが文献に登場してから900年経ったといわれます。 かまぼこがこれほどまで歴史があるとは思いもよらなかったですね。 ■蒲鉾の歴史を振り返ってみましょう 古くは材料を竹に巻きつけ、棒状にしたところ、蒲の穂に似ているところから蒲鉾と呼ばれるようになったようです。平安時代は淡水魚のナマズなどが原料になっていました。 こ... サカマ
さかなと地球環境 多摩川のシジミ乱獲の危機 みそ汁の具として代表的な「シジミ」の話です。 日本人は味噌汁が大好きです。朝の台所から味噌汁のうまそうなにおいが漂ってくると、目覚めもよくなりそうですね。 潮干狩りでたくさんの蜆を獲って家に持ち帰り、蜆の味噌汁を作ってもらった人も多いのではないでしょうか。 1960年から70年代にかけて日本は高度経済成長の時代でした。... サカマ
さかなの知識 アワビ・トコブシ種苗生産…放流、自然界へ放ちます (その7) 放流前日に種苗は野菜ネットに種苗を小分けして、野菜バスケットの中に入れて水槽に安置します。※1 小分けする理由は運搬の効率化以外に、種苗受け入れ先は放流場所を数か所に分けて行うからです。 翌日の早朝に受け入れ先がチャーターした漁船が到着するので、海水が張っている魚槽に種苗を小分けした野菜かごを入れ込んで出荷します。 ... サカマ
さかなの知識 アワビ・トコブシ栽培漁業…放流に向けた種苗生産 (その6) 桜が咲く頃、すくすくと育ってきたトコブシの稚貝は食欲が旺盛で、配合飼料を残さず食べます。 この頃になると、かなり大きさに個体差が出てきます。 同じ時期の採卵の種苗でも、最少6ミリ、最大23ミリとかなり大きさにばらつきがあるのです。 なるべくなら放流時までに大きさの個体差を解消して、小さい個体は早く成長させたいところです... サカマ
さかなの知識 アワビ・トコブシ栽培漁業…初期飼育から中間飼育 (その5) 前回は幼生のふ化から摂餌開始までのお話でした。 稚貝が波板に付着している珪藻を食べる量は、成長するにつれて比例します。 飼育中は常に海水をかけ流しているので波板に珪藻が付きますが、次第に稚貝の摂餌量に追い付かなくなってきます。 少し気を抜いた瞬間に、波板に付着していた珪藻が全てなくなり、つんつるてんという事態が発生する... サカマ
さかなの知識 アワビ・トコブシの栽培漁業…さあ、採卵です! (その4) 9月になるといよいよトコブシの採卵を開始します。 トコブシの初期飼育で最も適した水温は25℃以上30℃未満であり、この水温帯は9月だからです。 卵巣・精巣がしっかり膨らんだ親貝を採卵で使用します。※1 オス、メスと別々の水槽に入れて遮光をして、紫外線で照射された海水をかけ流します。 紫外線照射海水がアワビ・トコブシの採... サカマ