秋田名物の魚といえば「ハタハタ」ですね。 ハタハタとは雷の轟く音「ゴロゴロ」に由来しています。 豊漁のときは雷が轟き、荒れた海に因み、カミナリウオという呼び名があります。 秋田ではハタハタが県魚に指定されており、日常の食事や正月になれ寿司を食べるなど生活風習や郷土料理には欠かせない存在です 主に北西太平洋、日本海沿岸、...
サカマ
旬の魚、魚の調理方法から、漁港、産地のレポート、記事など、魚に関わる様々な情報を発信していきます。
サカマの記事一覧
私はひと月に数回、大阪に出掛けています。 某航空会社のマイレージサービスにすっかり囲われているので、東京・大阪間の移動は飛行機を使っています。 北風が吹く日の大阪便はスポットアウト後、2010年に新設された東京湾沖合のD滑走路へタキシングします。 飛行機がD滑走路に進入して離陸準備をしているとき、機窓からは沖合や多摩川...
鯖を使った寿司は美味しいですね。どんな種類があるのでしょう。鯖棒寿司・柿の葉寿司・バッテラ寿司が思い浮かびますね。押し寿司に適しているのでしょうか。 ■鯖鮨 鯖寿司といえば京都が発祥といわれています。古来から京都では新鮮な鯖は手に入れることができなかったため、福井県の若狭から鯖を手に入れていました。 有名な鯖街道を荷車...
寿司はいつ食べてもおいしいですね。食欲がない時でも、寿司なら食べられるという人も多いのではないでしょうか。 いろんな寿司がありますが、日本ではいつごろから寿司を食べ始めたのか、どんな寿司だったのかを調べてみました。 すしは漢字で書くと「鮨・鮓・寿司(当て字)」と書きますが、中国では2000年前からあった漢字です。 「鮨...
小学生の頃、社会科で日本三大漁港を挙げよという試験問題があったことを思い出しました。 答えは、1位が遠洋マグロ・カツオ船基地の焼津漁港、2位はアジ、サバなど大型旋網漁船が主体の銚子港、3位はサケ、マス、ニシン、スケソウダラなど北洋漁業基地の釧路港となっています。 他に石巻、八戸、境、枕崎、長崎などが続きます。 ランキン...
前回、モジャコ漁とはブリの稚魚を養殖のために捕獲することをお話ししました。 ブリの養殖を本格的に取り組んでいる漁港が、鹿児島県の薩摩半島の北端と天草下島に挟まれた長島という小さな島にあります。 この漁港は薄井漁港といい、出水郡長島町に存在します。 海岸線が長い長島周辺海域には小さな島が18島以上あり、狭い海峡に入り江が...
毎年4月から5月にかけて、鹿児島ではモジャコ漁が行われています。 鹿児島県内海域のモジャコ概況を県水産振興課のホームページに記載されており、週単位で情報が更新されています。 何だか特別な魚のように思えるこのモジャコの正体、実はブリの稚魚なのです。 魚の養殖は卵を人工ふ化して種苗を育て上げるところもありますが、民間業者の...
スズキ目、スズキ亜科の分類でハタ科が存在します。 ハタ科は3つか4つの分類に分かれ、60以上の属と450種にも及ぶ魚が存在します。 そのうち、ハタと定義される魚は26種、190種になります。 有名な魚は、アカハタ、バラハタ、マハタ、クエ、タマカイなどがあります。 全ての魚種が海水魚で、熱帯から温帯の水域の浅瀬のサンゴ礁...
ウミヘビの様に長く、見た目がグロテスクなあのウツボ。 巣穴に潜って魚が来たら大きな口で素早く噛みついて捕食します。 縄張り意識が大変強く、縄張りに近づいたり、危険が及ぶと大きな口で威嚇する獰猛な姿は恐怖心を感じます。 ダイビングをしたことがある方なら、魚肉ソーセージを与えてウツボの餌やりをしたことがあるのではないでしょ...
横浜市のみなとみらい地区から山下公園を通り抜けて南下すると、日本で有数の巨大貿易港・横浜港の本牧埠頭があります。 国際貨物航路を結ぶ大型コンテナ船が年中出入りし、埠頭には世界様々な国からのコンテナが山積みされて、日本の経済活動が活発であることを実感します。 そんな巨大貿易港の片隅に小さな漁港があるのです。 その名は「横...