そもそもタイノエってどんな魚?
タイノエという名前は、聞いたことがない人も多いのではないでしょうか。
タイノエとはどのような生き物なのでしょうか。
名前に「タイ」とついているのでタイの仲間かと思いきや、タイノエとはワラジムシ目ウオノエ科に属している寄生動物です。
#タイノエハッシュタグ - Instagram • 写真と動画
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泳いでいるタイに寄生して、口の中やエラの内側にへばりつき、栄養分を吸い取ることで生き延びるという生態です。
数ある魚の中でなぜタイを選んでいるのか、理由は定かではありません。
タイを釣ったことがある人は、タイの口の中に何かが付いていたという経験があるかもしれませんが、それはタイノエである可能性が高いです。
タイノエはまずい?どんな味がするの?
寄生動物と聞いただけで気持ち悪いイメージを持ってしまいますが、タイノエは食べられるのでしょうか?
寄生動物は食べることができないイメージありますが、結論から言うと、タイノエは食べることができます。
人間には害のない寄生生物なので、火を通せば問題なく食べることができるのです。
しかも、タイノエはつがい(夫婦)で寄生するという性質を持っているため、「鯛之福玉(たいのふくだま)」という別名で縁起物としても好まれています。
つがいのタイノエは寄生先のタイが死ぬまで離れないため、結婚式やお食い初めなどのお祝い事の席で振舞われるタイは、タイノエ付きで出てくることも多いほどです。
肝心の味は「エビに似た旨味がある」と言われており、噛めば噛むほどエビのような味が口の中に広がります。
タイノエは生で食べることはできませんが、加熱することにより良い出汁が出ると言われていて、メスが抱卵している場合はさらに味わいが深くなります。
味が美味しいということは分かりましたが、タイノエの見た目についてはかなり好き嫌いが分かれるでしょう。
もし苦手で直視できないという場合は、目をつむって食べてみることをおすすめします。
タイノエが美味しい旬の時期はいつ?
タイに寄生するタイノエには、旬の時期はあるのでしょうか?
タイの旬は2~4月と言われていますが、タイノエには旬の時期はあるのでしょうか?
調べたところ、寄生生物であるタイノエには特に旬の時期はないようでした。
しかし、タイの体液を吸って生き延びるタイノエなので、タイが最も美味しい2~4月にタイノエも一緒に美味しくなるのでは?と推察できます。
タイの旬の時期に運良くタイノエに出会うことができたら、ぜひ食べてみることをおすすめします。
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タイノエを美味しく食べることができるレシピは?
寄生生物の調理はなかなかイメージできませんが、タイノエはどのように調理するのが良いのでしょうか?
タイノエは人体に害が無いとは言え、寄生生物なので生では食べられません。
そのため、加熱調理が必須となります。
素揚げ
タイノエの食べ方で最も有名なのは、素揚げです。
タイノエはエビに似た味と表現されることが多いため、素揚げにして香ばしさを出すと美味しさが引き立つと言われています。
縁起物のタイに添えられて出てくるタイノエも、素揚げにされていることが多いです。
しかし、素揚げではタイノエの姿そのままなので苦手に感じてしまう人もいるかもしれません。
その場合は衣をつけて唐揚げや天ぷらにすることで食べやすくなるでしょう。
炊き込みご飯
旨味がしっかりしているタイノエは、炊き込みご飯もおすすめです。
もしタイノエが数匹手に入った場合は、炊き込みご飯にするのも良いでしょう。
カニやエビのような甲殻類の旨味がご飯に残り、香り豊かに炊き上がります。
もし雌のタイノエが抱卵していた場合、卵も一緒に味わうことができます。
卵の食感は加熱したたらこのような食感で、カニの卵のようなプチプチした食感とはまた異なりますが、その深い旨味に病みつきになる人も多いでしょう。
タイノエの味についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、サカマでは以下のトピックについてご紹介してきました。
- そもそもタイノエってどんな魚?
- タイノエはまずい?どんな味がするの?
- タイノエが美味しい旬の時期はいつ?
- タイノエを美味しく食べることができるレシピは?
サカマでは、魚に関する様々な情報をご紹介しております。
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