
初めまして 福岡県糸島市というところに住んでいます、山本美希と申します。

夏は漁にでて、冬は養殖した真牡蠣を直売している現在3代目の網元、徳栄丸という船で、魚加工や接客の仕事をしています。
魚が大好きなので、働き始めは自分たちが呼んでいる魚の名前はニックネームで、図鑑にのっている名前と全然違うとか、さばいてみるとお腹の中パンパンに他の魚を食べている!とか好奇心と楽しさでいっぱいでしたが、だんだんと、漁師さんの仕事や現実を知り驚きました!
(すべての漁師さんではなく、ここでは主に徳栄丸のこととします)
朝早くからホットコーヒーを手に出港、昼は汗ダクになりながら重たい網をあげ、港に帰ってきたら獲れたものを箱詰めし船や網のメンテナンスをしてまた明日に備える。
シケで10日以上海に出られなかったり、海にでても魚が獲れなかったら赤字、、
数がそろわない魚や市場で出回らない珍しい魚は、買い手がつかないので捨てちゃったり、、
「割に合わなくない!?」と叔父や叔母に尋ねたこともあります、「それが私たちの仕事やけん、がんばるとよ」と返ってきました。
漁師さんが魚を獲るのは当たり前、私が魚を食べられるのは当たり前。
というのは、全然違いました。
そして、みなさんにとっても魚料理は難しそう、めんどくさいということで魚を家で食べる事が日常でない方もたくさんおられるかと思います。

しかし魚離れと聞くけれど、魚が身体にいいことは知られているし、回るお寿司屋さんは人気!
もしかしたら魚料理に挑戦してみたいけど(方法が分からない)という方が大勢いらっしゃるのではないかと思いました。
糸島は真鯛が沢山獲れます、そしてスーパーには並ばない美味しい魚もあります。
そこでサカマアプリさんを通して鮮度がいい魚をお届けし調理法のご提案をさせていただく事で、初めて見る魚にちょっとビックリしたり、魚料理を私でもできた!という達成感など、日常に一口サイズの感動もお届けできるのではないかと考えました。
海に囲まれた日本に住む皆様が安心して日本の魚を食べ続ける事ができるように、自分の子供が大きくなった時も魚が身近にあるように、そして、魚を獲るのが俺の仕事、と思っている叔父、それを支えるのが私、と思っている叔母、それをサポートしてくれる漁協の方、私は日本中どこの漁港にでもあるこの風景が当たり前であり続けてほしいので魚に関わる全ての方と仲良くなりたいと思っています。
初回なのでちょっぴり固くなりましたが、よろしくお願いいたします(*^^*)