秋が深まり、食べものが最も美味しい季節となりましたが、全国さかま図鑑ファンの皆様「食欲の秋」を如何お過ごしでしょうか。
旬の魚の素材の味を楽しみながら、ビールをグイッ…、いいですねぇ。
やっぱ、このときの魚は誰が何と言おうとサンマではないでしょうか。
夕方になったらベランダや庭で、七輪でじわじわと焼いてゆくんです…皮目の脂が焦げるいい匂いをおかずにビールをグイッ、焼きたてのサンマをハフハフしながらまたまたビールをグイッ…あー、堪らなくいいなぁ。
通常、ビールのアルコール度数は5~5.5%程度ですが、所謂“秋限定”のビールは少し高めの6~6.5%がトレンドになっています。
麦芽が多くすることでコクや味わい、飲みごたえが深くなり、秋の旬の食材が持っている旨さとの相性がよくなるとのことです。
まあ、旨い魚とビールのお話しはまた後日にいたしましょう。
さて、日本に限らず世界のビール製造会社では徹底した品質維持に努めているのは当然のことですが、東欧チェコでは面白い手法でビール品質の管理をしているのです。
チェコ・南ボヘミア州にある“Protivin brewery”というビール醸造所では、製造で使用する水の品質モニターでザリガニを利用しているのです。
ザリガニには赤外線バイオセンサーが取り付けられており、心臓の心拍数や行動などのデータが管理しているコンピュータに送信されています。
先日お話ししたIoT(Internet of Thinks)のひとつで、水産生物の生息状況を取り付けたセンサーから常にコンピュータへデータとして送り、これを受け取ったコンピュータは3分以内に送られてきたデータの状況を分析して可視化します。
このシステムを開発したのは南ボヘミア大学、魚類・水生生物学研究所で、この研究所では環境の生物指標の一つとしてザリガニを使っているのです。
ザリガニは水中の環境変化を敏感に捉えることが出来、些細な変化も察知します。
今後は更に精密かつ迅速にデータ処理できるシステムにアップグレードする予定です。
ちなみに日本国内のとある浄水場ではコイや金魚、タガメを泳がせて、浄水終了して塩素消毒をする直前の水の水質をチェックしており、泳ぎ方に異常が見られたときは給水停止をするそうです。