さかなの旬 冬のお魚。脂たっぷりのボウズギンポ アブラボウズとは全く別物の「ボウズギンポ」。 ウナギの様な細長い体形が特徴の「ゲンゲ」属の魚です。 時折獲れる程度でかなり希少性が高く、東京の市場ではまず見ません。 鱗は細かく、皮が厚いです。 身は白身でマシュマロの様に柔らかく、クセがない旨みです。 焼き物にすると外はこんがり、中はジューシーで柔らかいのが特徴です。 ... サカマ
さかなと地球環境 市場の魚を覗き込んだり、ひっくり返してみたり…これも大切な仕事です 公設市場に水揚げされたばかりの魚がぎっちり並んでいる光景は圧巻です。 時間になり、市場のダミ声の職員を取り囲むように、仲買人たちが魚を競り落としてゆく威勢のいい光景の傍ら、魚を覗き込むように観察したり、ときには持ち上げてひっくり返している人の姿が見えます。 とても魚を買いつけるような出で立ちでもなければ、狙った魚を必ず... サカマ
さかなの知識 大漁旗あれこれ 先日、「おさかな横断ウルトラクイズ」の記事を綴りましたが、この週末は過去にビデオ録画してDVDに焼き直した番組を見続けていました。 1989年の第13回、クイズの世界で大変有名な立命館大学出身の長戸氏と永田氏のニューヨーク決勝戦、ボルティモアの準決勝戦は今見ても手に汗を握る熱い展開でした。 この時代のテレビは夢があって... サカマ
さかなの旬 静岡県の桜えび秋漁まっさかり 日本では唯一桜エビの産地となっている静岡県。中でも最大の水揚げを誇るのが由比漁港です。ここでは桜えび漁が真っ最中とのことです。新鮮さが命の生桜えびを味わいに、食通が由比漁港に集結しているようです。 桜えびは静岡県の駿河湾深海に生息し、100%ここで水揚げされるようです。新鮮さが命の生桜えびは、透き通った体で味は甘くとろ... サカマ
さかなの旬 冬はあんこう(鮟鱇)だよね! 鍋がおいしい季節になりました。我が家は鍋好きで週に1度~2度は鍋料理を楽しんでいます。土鍋の出番はひっきりなしって感じです。 水炊き、寄せ鍋、すき焼き、しゃぶしゃぶ、はりはり鍋、石狩鍋、河豚鍋、アンコウ鍋等、数え上げればきりがないほど沢山の鍋料理がありますね。 鍋の主役も牛肉、豚肉、鶏肉や、魚介を主役にした鍋もたくさん... サカマ
さかなの知識 静岡でザトウクジラが迷い込む 静岡県伊東市の城ヶ崎海岸の富戸漁港の定置網に、5日(2015年12月)ザトウクジラが迷い込んだことが確認されました。 関係者の話では秋刀魚を折って定置網に入ったのではないかと話しているようですが、体長十数メートルのザトウクジラで雌雄は確認されていないようです。 定置網は幅およそ60~70m、長さ600m、深さおよそ60... サカマ
全国の漁港紹介 鹿児島県で岩牡蠣の種苗生産開始とその副産物 平成25年、鹿児島県水産技術センターにて岩牡蠣の種苗生産を開始しました。 当年9月に採卵した幼生を一か月間の陸上飼育後、海上に吊るして飼育をしております。 岩牡蠣の種苗生産を始める大きな理由、何だと思いますか? 新魚種の生産で地域の水産や経済活動に貢献するから!?私は最初そう思いました。 しかし、もっと意外なことが岩牡... サカマ
さかなの知識 おさかな横断ウルトラクイズ!? 約20年前まで毎年日本テレビで放映していた「アメリカ横断ウルトラクイズ」という番組、覚えている方は沢山いらっしゃると思います。 ギネスに「世界一製作費が掛かったクイズ番組」と認定されています。 第一次予選の東京ドームに2万人以上集まり、司会の福留氏の「ニューヨークに行きたいかー!」というシュプレヒコールは有名でしたね。... サカマ
さかなの知識 ヤンマーが養殖カキの出荷に乗り出した ヤンマーといえば農業機械のメーカーのイメージが強いですね。その農機メーカーが「海の畑も耕します」と養殖ガキの生産に乗り出しました。 農業機械の販売は、年々減る傾向にあります。国内の農機メーカーは沢山あり、このままでは農業機械メーカーとしての発展は考えられないようです。 そこでヤンマーは大分県漁協と協力して、自社ブランド... サカマ
さかなの旬 寒ブリが旨い季節になりましたね…ブリあれこれ② 前回、ブリの生活史について綴りました。 さて、「寒ブリ」の水揚げは富山県の氷見がとても有名です。 そこに寒ブリが集まる理由、それはブリの回遊行動と密着な関係があるのです。 成長を続け、すっかり成魚になったブリは産卵活動に参加します。 春から夏にかけて、ブリは対馬海流に乗って日本海を北上し続けます。 1,500km以上の... サカマ