さかなの旬 かつおのおはなし その2 前回はカツオ船のお話を綴りました。 今も昔も一本釣りが主流のカツオ船が黒潮沿いの海の漁場を目指しています。 夏空の下、沢山の物干し竿ほどの太い竿が振るわれて大きなカツオが次々と釣り上げられる光景はとても勇ましいものであります。 カツオは海の表面近くを活発に泳ぎ回る魚なので、体は水の抵抗を受けにくい紡錘形をしています。 ... サカマ
さかなの旬 かつおのおはなし その1 新緑の季節になると黒潮に乗ったカツオの群れが日本近海に現わします。 本来カツオは暖流が流れる南方の海に棲息する魚ですが、春になると餌を求めて北上して鹿児島・土佐・伊豆の太平洋沿岸を通ります。 4月に水揚げされるカツオは「初鰹」と呼ばれる上物で、今も昔も初夏の風物詩ですね。 日本沿岸を訪れるカツオの群れは更に北上を続けて... サカマ
さかなの旬 ハモの変な習性 夏になると美味しいのがハモですね。 骨切りしたハモを湯通しして、冷たい水で掬った「ちり」や甘い照り焼き…、ハモ料理はどれも日本酒が進んでしまいます。 ああ、今年の夏も大阪に出掛けて馴染みの居酒屋で味わいたいものです。 ハモは紀伊水道、瀬戸内海、九州付近に大変多い魚で、底網や曳網、または延縄で漁獲されています。 大阪・京... サカマ
さかなの旬 シラス シラスって何の子供かご存じですか?ナマズの孫?イヤあれはシラスという名前の魚?いやいやシラスとはウナギ、アユ、イワシの子供(稚魚)の総称です。 大海原で卵からかえってきたシラスは、透き通った体をしています。 おもに2㎝程度の大きさまでがシラスと呼ばれ、やがて3㎝程度になると、親イワシの様に銀色がつきはじめ、カエリと呼ば... サカマ
さかなの旬 今日の魚 アジ 残暑厳しい今日この頃、お元気にお過ごしでしょうか。 猛暑で夏バテになってしまい、食欲がない方がいらっしゃることと思います。 夏バテには栄養をしっかり摂ることが何よりの処方箋ですね。 夏バテに効く魚として鰻が有名ですが、ちょっと値が張りますよね…。 でも、鰻以外にお馴染みの魚で夏バテに効くものがあるのです。 それはアジな... サカマ
さかなの旬 今日の魚 タチウオ 体が細く長く、体長は1メートル以上もある魚です。 何よりタチウオの一番特徴的なことは、体が鮮やかな銀白色をしています。 この体色はグアニンという銀箔のような色素によるもので、マニキュアや人工真珠の色づけや光彩をつくるために使われています。 色見や形態が刀のように見えるので「タチウオ」と呼ばれているそうですが、頭を上にし... サカマ
さかなの旬 鮎魚女(アイナメ) アイナメの身は脂身が多いので「アブラコ」、「アブラメ」などと呼ばれています。 ごつい魚体とは裏腹に「愛魚目」、「鮎魚女」など艶な名前も持っています。 姿がアユに似ている為、「鮎なみ」が転じてアイナメになったと言う説。 鮎と見た目が似ているからではなく、鮎のように縄張りを持つ習性のため、「鮎のような魚」と言う意味で「鮎な... サカマ
さかなの旬 メカジキ 大きく長い吻がメカジキのシンボルで、カジキ類の中でも最大級です。 食性は肉食性で特にイカ類を好みますが、他の魚類や甲殻類なども捕食します。 メカジキは、カジキの中でも最も獰猛な性格で、船舶や大型魚クジラなどにも突進することもあり、漁獲のときは漁師さんは長い吻に気を付けながら作業を行っています。 漁獲量がダントツに多いの... サカマ
さかなの旬 今日のお魚「岩牡蠣」 初夏を過ぎて、全国的に入荷量が増えてくる魚介類のひとつとして、岩牡蠣があります。 日本海側を中心に、深さ5~10メートルの岩場に生息します。 真牡蠣と比べて体が大きく、ときに1キロ以上の重さの個体があることが特徴です。 岩牡蠣と真牡蠣の違いについて、実に様々なのです。 深さ5~10メートルの深さの岩場に生息する岩牡蠣に... サカマ
さかなの旬 今日のお魚 マコガレイ カレイはとても種類が多いです。 種類ごとに和名があり、漁業関係者は殆どの種類を区別して呼びますが、似ているものがとても多く、一般的には様々な種類のカレイを一括して「カレイ」と扱うことが多いのです。 スーパーの鮮魚コーナーでは、ラベルには「カレイ」としか記入していないケースが多いですね。 マコガレイはその中でも最も代表的... サカマ