先日、『牡蠣に含まれているタウリンの新機能』についてサカマ図鑑を書きました。
その牡蠣ですが、よく食べられているものが「真牡蠣」「岩牡蠣」と2種類あるのをご存知ですか?
本日はその真牡蠣と岩牡蠣の違いをご紹介します!
いざ岩牡蠣と真牡蠣を比べると、実は成長する期間や産卵時期、旬として出荷される時期や味、そのすべてに大きな違いがあります。
夏が旬!岩牡蠣の特徴
岩牡蠣の旬は夏で、水揚げ時期は6〜9月と3ヶ月しか水揚げされません。岩牡蠣は産卵期の5〜6月に時間をかけてゆっくり産卵するため、水温が高い夏の間でも味が落ちることがなく出荷することができます。
また岩牡蠣は最低でも3年、長い場合は7年の年月をかけてゆっくりと成長するため、真牡蠣に比べて大きさも厚みもあり、殻と身ともにボリューム満点に育ちます!見掛け倒しじゃないです!!
!真鯛のように年数が経ってしまうと味が落ちてしまうので、4〜6年ものが大きさ、味ともに岩牡蠣の食べ頃と言えるでしょう!
岩牡蠣の味はその大きさと裏腹に繊細でジューシーな味わいが特徴で海のチーズとも言われています。例えるならモッツァレラあたりでしょうか?
また岩牡蠣には「天然もの」と「養殖もの」が存在するのも特徴のひとつです。
天然物の岩牡蠣は深瀬で外敵から身を守りながら育つため、殻もゴツゴツして分厚く剥くのが一苦労ですが、夏の旬を迎えた天然物岩牡蠣はその土地のプランクトンを食べて育っているので、その味わいは濃厚さはたまりません!
冬が旬!真牡蠣の特徴
真牡蠣は岩牡蠣とは真逆。旬は冬です
真牡蠣は「養殖もの」がほとんどで、岩牡蠣の成長期間が4〜7年なのに対し、そのおよそ半分の1年から3年かけて育ちます。
10〜3月の約半年間と長期にわたって水揚げされます。
岩牡蠣は産卵期の数ヶ月に時間をかけてゆっくり産卵するのに対して、真牡蠣は産卵期間の3〜8月に一気に大量産卵します。
ということは、産卵前の冬の時期が旬となるということになります。
大きさは岩牡蠣と比べると小さめですが、その分旨味が凝縮されているんです!
そして海のミルクと言われるほどのクリーミーな味わいが特徴です。
真牡蠣は「養殖もの」がほとんどで、岩牡蠣の成長期間が4〜7年なのに対し、そのおよそ半分の1年から3年かけて育ちます。
牡蠣のオイル漬け、カキフライなど食べ方によって、育成年数を選んでいただくといいと思います。
岩牡蠣と真牡蠣それぞれの獲れる時期、味わいなどの違いがいかがでしたでしょうか?
岩牡蠣は夏場のBBQ、真牡蠣は温かいお鍋など季節ごとの食べ方で楽しんでください。
サカマでは岩牡蠣、真牡蠣ともに様々な産地から、沢山の販売者様が牡蠣を販売しておりますので、是非ご覧になってください❗️