全国年間水揚げ量第5位を誇るヒラメは、平成2年に青森県の県魚に指定されました。 ヒラメは底魚ですので、延縄や底引き網、刺し網で漁獲されるのが一般的です。 青森県の八戸市は、ヒラメ漁が盛んな街で全国一位の水揚げ量の記録を保持しています。 八戸港を管理する八戸鮫浦漁業協同組合ではヒラメ資源の維持、増加のため稚魚の放流や、3...
全国の漁港紹介
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神奈川県西部の小田原市。 近くには急峻な箱根山や湯本の温泉街、市内には足柄平野を流れている酒匂川、そして目の前に広がる相模湾と風光明媚な街です。 小田原市の沿岸海域は急深な地形で、この地形を活かして定置網漁が盛んです。 アジ、サバ、イワシなど定番の魚から、ソウダガツオ、アカカマス、イシダイ、クロダイ、イナダ、メジマグロ...
鹿児島湾・大隅半島側の国道220号線。 高速を降りて南下するとき、左手には穏やかな錦江湾と、雄大な桜島を眺めながらのドライブは都会暮らしの喧騒を忘れる瞬間です。 右側には垂水市牛根の集落がぽつぽつと点在し、全体的に急峻な山々が海岸線の近くまでせり出しています。 ここ一帯は「霧島錦江湾国立公園」に含まれています。 以前、...
島根半島の東にある松江市美保関町は山陰地方最大の漁港・境港が近くにあり、一本釣りの漁業活動で盛んな街です。 イワシ、サヨリ、アジ、メバルなど季節の魚が漁獲されています。 そして近年、サワラの漁獲量が増えており重要な水産物の位置づけとなっています。 漁獲された魚は岡山県岡山市の中央卸売市場に運ばれ、岡山の人たちは刺身など...
SAKAMA図鑑ご覧の皆さまこんにちは。 日に日に寒くなり、すっかり街路樹の葉っぱは黄色く染まりましたね。 2015年も残すところ、あと一か月。 これからやって来る忙しい師走を乗り越えて、明るい正月を迎えたいですね。 さて、寒くなると恋しいのがラーメン。 寒い夜、ラーメンの湯気に眼鏡を曇らせながら啜り、凍えていた体が温...
平塚漁港の一角に、大きな水槽があり魚が泳いでいます。 魚を漁獲した漁師さん達が笑顔で「ヘイ、ラッシャイ!」と呼び込みをして、お客さんから訊かれる魚の質問を丁寧に答えています。 平塚漁港では毎月第四金曜日の午後に、「地どれ魚直売会」を開催しています。 獲れたての魚がお手頃の価格で手に入るという評判で大人気なこの直売会、平...
冬の味覚ズワイガニ漁が11月6日解禁になりました。3月の北陸新幹線開通に伴い、一挙に北陸がクローズアップされましたね。 東京から金沢まで2時間台で結ばれることになり、関東からの人の流入が圧倒的に多くなることでしょう。逆に関西方面からは、北陸が一歩遠のいた感があります。 北陸新幹線開通に伴って、大坂―富山への直行列車がな...
青森県東津軽郡外ヶ浜町に三厩(みんまや)漁港があります。 津軽半島最北端に位置する第2種漁港です。外ヶ浜町の世帯数は3046世帯、人口6728人(2015年7月1日現在)の小さな町です。 三厩とはあまり聞かない地名ですが、調べてみると源義経との関わりがあることが分かりました。頼朝に追われて奥州平泉で自刃したといわれる義...
日本には東京都が管轄の小笠原諸島、鹿児島県が管轄の熊毛、奄美諸島、沖縄県が管轄する宮古、八重山諸島などの尖閣諸島など沢山の離島が存在します。 島の周辺は海に囲まれ、豊かな水産資源があるのです。 地域の特産の魚が獲れ、漁業産業がさかんな一方で、消費地と距離があるために鮮度が保つのが難しいという流通の課題がありますが、鹿児...
なにわは一般的に「浪速」と漢字で書きますが、「魚庭」と置き換えることができるのです。 そしてこの「魚庭」が古来より、「なにわ」に通ずる由来でもあるのです。 遥か昔、大阪湾はチヌが獲れる豊かな海だったことから、「茅渟(ちぬ)の海」と古事記に記されています。 戦国時代が終わり、豊臣秀吉が天下の実権を握った安土桃山時代以降、...