さかなの知識 鳥取県の貝殻節ってホタテガイ? ♪何の因果で貝殻漕ぎ習うた 色は黒うなる身は痩せる♪ ♪浜村沖から貝殻が招く 嬶よ飯炊け出にゃならぬ♪ ♪帆立貝なら帆立てて行こうよ 私ゃあなたの身を立てる♪ 鳥取県の民謡「貝殻節」の一節です。 鳥取県気高郡気高町浜村温泉地方では、何年かに一度帆立貝が大量に発生するといわれ、巨大な鋤簾(じょれん)を使って帆立を漁獲する... サカマ
さかなの知識 日本の牡蠣あれこれ (その2) 日本にはマガキとイワガキが主流の貝で、各々生活環境が異なることと食べる旬が違うことを綴りました。 マガキは天然貝以外に、養殖貝も広く流通されています。 養殖は一年飼育したのち水揚げして販売されるので小ぶりな貝が多いですが、イワガキは天然貝の割合が多く、数年に渡り成長した貝はかなり大ぶりで殻長が20センチを超える個体もあ... サカマ
さかなの知識 日本の牡蠣あれこれ (その1) 生ガキ、カキフライ、焼き牡蠣、カキ鍋…牡蠣料理は様々なバリエージョンで楽しめ、そしてとても旨いですね。 この旨みは岩に着底してからほとんど動かないので、貝の筋肉が退化して内臓が殆どを占めています。 そのため、カキの風味は内臓の味が強いのです。 タウリンや亜鉛ミネラルを豊富に含み、糖質の50%以上がグリコーゲンで、肝機能... サカマ
さかなの知識 日本のイカはなぜ美味しいのか 興味あるタイトルでテレビ大阪が2時間のスペシャル番組を放映しました。アメリカとスペインのイカ漁師をゲストに招き、日本のイカの美味しさの秘密に迫りました。 漁獲方法、流通方法、調理方法についてゲストに見学させて、自国との違いを浮き彫りにしていました。 まず漁獲方法の紹介ですが、イカを弱らせない漁の仕方として紹介しました。... サカマ
さかなの知識 水産加工品~魚醤の数々~ 醤油は大豆からしかできないわけではありません。一般に普及している醤油と呼ばれるものは、もともと穀醤と呼ばれていました。 日本には穀醤のほかに、古くから肉や果物で作った醤油がありました。醤油の種類を挙げてみます。 <穀醤> 米・麦・豆など穀物を発酵させて作った醤油。醤油、味噌の原型。 <草醤> 野菜・果物などを発酵させて... サカマ
さかなの知識 魚を使った健康料理~魚うどん~ うどんやラーメンなど麺好きな人は、毎日1食は麺を食べる人もあれば、3食とも麺を食べる人もいます。いくら好きでも食べ過ぎはよくありません。炭水化物=糖質の摂りすぎは危険です。 人の一日のエネルギー必要量は、男性で2660kcal、女性で1995kcalです。炭水化物のエネルギー量は4kcal/gであり、仮に60%と考える... サカマ
さかなの知識 鮨のいろいろ~鯖を使った寿司~ 鯖を使った寿司は美味しいですね。どんな種類があるのでしょう。鯖棒寿司・柿の葉寿司・バッテラ寿司が思い浮かびますね。押し寿司に適しているのでしょうか。 ■鯖鮨 鯖寿司といえば京都が発祥といわれています。古来から京都では新鮮な鯖は手に入れることができなかったため、福井県の若狭から鯖を手に入れていました。 有名な鯖街道を荷車... サカマ
さかなの知識 鮨について~鮨はどこから?~ 寿司はいつ食べてもおいしいですね。食欲がない時でも、寿司なら食べられるという人も多いのではないでしょうか。 いろんな寿司がありますが、日本ではいつごろから寿司を食べ始めたのか、どんな寿司だったのかを調べてみました。 すしは漢字で書くと「鮨・鮓・寿司(当て字)」と書きますが、中国では2000年前からあった漢字です。 「鮨... サカマ
さかなの知識 モジャコ漁、養殖業者にとって大切な仕事です 毎年4月から5月にかけて、鹿児島ではモジャコ漁が行われています。 鹿児島県内海域のモジャコ概況を県水産振興課のホームページに記載されており、週単位で情報が更新されています。 何だか特別な魚のように思えるこのモジャコの正体、実はブリの稚魚なのです。 魚の養殖は卵を人工ふ化して種苗を育て上げるところもありますが、民間業者の... サカマ
さかなの知識 サバヒー!?どんな魚? サバは知っていてもサバヒーとは何ぞや? 太平洋南部からインド洋にかけて熱帯で生息する魚で、日本では殆ど馴染みがありません。 日本近辺では台湾(特に台南)、インドネシア、フィリピンで食用利用されています。 ネズミギス目という種に属し、英語ではミルクフィッシュと呼ばれています。 形態的にはニシンやイワシに似ています。 海水... サカマ