鳥羽市のホームページに「海女募集」の記事がありました。国の地域おこしの一環で、鳥羽市の「地域おこし協力隊」として、鳥羽市の魅力を発信するために海女の募集をしているのです。 鳥羽市は三重県の志摩半島に位置しており、伊勢湾と太平洋の熊野灘に面した風光明媚なリアス式海岸で形成されています。 海岸線は全域が伊勢志摩国立公園に指...
サカマ
旬の魚、魚の調理方法から、漁港、産地のレポート、記事など、魚に関わる様々な情報を発信していきます。
サカマの記事一覧
銚子漁港の水揚げ量が日本一という理由について、首都圏から距離が近いことが挙げられます。 戦後の食糧難の時期、銚子に水揚げされた魚は首都圏に運ばれ、日本の復興を支えました。 首都圏向け魚介類の食糧供給基地としての重要な役割があり、水産業や水産関係業が集積した4万平米の漁港の中には、水揚げされた魚を加工・流通を連携した総合...
フグといえば下関を思い浮かべますね。天然トラフグの取扱量は日本一です。今年1月4日の新春初セリでは、昨年より3,2トン多い4,3トンの豊漁だったようです。 下関では天然物、養殖物ともに順調な漁獲量が見込めるようですよ。 ところで、「日間賀フグ」が本場のフグだと名乗りをあげた島があります。愛知県は知多半島沖に浮かぶ日間賀...
平成27年の水揚げ量日本一を記録したのは、千葉県銚子市の銚子漁港で21万9,261トンを記録しました。 この数字は前年よりも20%減で、主力のイワシ、サンマ、サバの水揚げが例年よりも高い海水温の影響で、かなり少なかったことが挙げられます。 一方、近海まぐろは新市場のオープン効果により水揚げ量が上向きました。 銚子港の水...
真冬の北海道、オホーツク沿岸の北見の漁港から「ボウズギンポ」という名前の魚が連日揚がっています。 初めてこの名前を目にしたとき、どんな魚か皆目見当が付きませんでした。 私のパソコンも同じく、ボウズギンポと入力したら「坊主金浦」となりました。 お坊さんがソウル・金浦空港にいる様相を想像しましたが、この魚とは全く関係があり...
春の訪れを告げるいかなごが間もなく解禁になります。この料理は全国区ではないようですね。関西のそれも兵庫県の阪神地区と淡路だけの料理のようです。 この地域では解禁になる日を待ちかねて、一斉に容器を持って魚屋に殺到するようです。 各家庭ではこの日から一斉にくぎ煮づくりにかかるため、町中に香ばしい醤油の香りが漂います。 いか...
美味しい出汁の効いた料理は人を幸せな気分にさせますね。出汁にはたくさんの種類がありますが、ここでは「あご」(トビウオ)の出汁についてお話ししたいと思います。 九州ではトビウオの事を「あご」と呼びます。このあごを焼いて乾燥させると「あごが外れるほどおいしい」ことからこう呼ばれているのだそうです。 長崎県など北九州で獲れる...
ハタハタといえば秋田県の名産ですね。ハタハタの産地で有名なのは、日本海側の秋田、石川、兵庫、鳥取、北海道あたりがベスト5に入るでしょう。 2016年2月13日の朝日新聞夕刊に、兵庫県香住漁港のハタハタの記事が掲載されました。香住の底引き網漁船がカニ漁からハタハタを獲る網に乗せ換えて漁を始めたようです。 ハタハタは秋田県...
冬になると旅行代理店に並んでいるパンフレットは、北陸や山陰方面のカニツアー関連の旅行企画モノが多いですね。 パンフレットの表紙には、旨そうなカニ鍋や焼きガニの写真が載っています。 雪国で温泉に入った後、掘り炬燵でカニ鍋つつきながら、熱燗の旨いのをキューっと…想像するだけでヨダレが垂れてきます。 さて山陰地方で有名な「松...