サカマ
旬の魚、魚の調理方法から、漁港、産地のレポート、記事など、魚に関わる様々な情報を発信していきます。
サカマの記事一覧
3月11日、神奈川県では相模湾のシラス漁が解禁になり、早朝から茅ケ崎港ではシラス漁に出る船で賑わっていました。 相模湾で獲れるシラスは「湘南シラス」と呼ばれており、三浦半島の横須賀長井から小田原まで相模湾沿岸各地で広く取り扱われています。 港から200メートル程の沖合がシラスの漁場で、魚群探知機で捉えたシラスの群れを1...
さて、前回の続きで鯖街道のお話から参りましょう。 朝廷のある京都に向けて食材を送る若狭国は御食国(みけつくに)と呼ばれており、その御食国・若狭国から京都に向けて、主に魚介類が運ばれていました。 平城京や奈良県明日香村の都の跡で発見された木簡には、若狭から鯛の寿司など十種類以上の海産物や加工品が送られていたことが記してあ...
北陸・福井県小浜市に位置する小浜漁港。 当SAKAMAに於きましても、こちらで水揚げされた素敵な海の幸をいつもご紹介いたしております。 この小浜漁港は大変古い歴史を持つ名門の漁港で、また江戸時代は上方(大阪)から北海道間を商取引しながら運航していた北前船の寄港地でもありました。 漁港に面した若狭湾沖合は寒流と暖流が交り...
前回の続き、1958年に勃発したタラ戦争のお話です。 NATO(北大西洋条約機構)の調整やアイスランドの政権交代などにより1961年にイギリスがアイスランドの主張を認めて終結しました。 そのとき交わした条約の中に「再び紛争が勃発したときには、どちらかの要請により国際司法裁判所に提訴できる」という一文が組み込まれています...
前回はイギリスのソウルフードである“フィッシュアンドチップス”について綴りました。 具材に使われる魚は特にタラ類の身が美味しいこともお話しましたが、タラは日本同じく水産資源に於いて大切な魚なのです。 そしてイギリスは過去にアイスランドとタラを巡って戦争していたのです。 しかも20年近く。 そんな“タラ戦争”ですが、いっ...
よくクイズでイギリスの正式名称を答えなさいという出題があります。 答えは「グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国(The United Kingdom Of Great Britain And Northern Ireland)」という非常に長いものです。 世界に先駆けて17世紀に産業革命を成功して、フランス軍を...
最近ではカジキの吻が高速遊泳できるために必要な役割があることも研究されており、学術誌『Journal of Experimental Biology』に論文が掲載されました。 これまで高速で泳ぐことができる魚には筋肉に奇網という熱交換器官を備えられているため、周りの海水より体温を高く保つことができ、水温が低いときに筋肉...