日本ではマダイが古くから縁起がよく格式がある魚とされていますが、さて海外ではマダイと言う魚はどんな価値があるのでしょうか。 まず、お隣の中国では日本のマダイのように縁起があって祭事で使われる魚は「鯉」でして、淡水の鯉が黄河の竜門を超えて「龍」なったという言い伝えがあるそうです。 そしてマダイなのですが、一般的に日本とは...
サカマ
旬の魚、魚の調理方法から、漁港、産地のレポート、記事など、魚に関わる様々な情報を発信していきます。
サカマの記事一覧
磯釣り好きな人なら馴染みがあるクロダイ。 チヌという名前が有名ですね。 内湾の岩礁域や汽水域に生息しており、ときに川を遡上します。 身はタイ科らしく歯ごたえがある透明がかった白身です。 旨みや甘みが楽しめます。 新鮮な黒鯛(チヌ)は、やはり一度は刺身で食べてみたいもの。 晩秋から冬にかけては脂が乗って、更には臭みも少な...
飛ぶ姿が勇ましいトビウオ、見たことがある方もいらっしゃることだと思います。 トビウオの語源は字のごとく「飛ぶ魚」からきています。 英名でも「フライングフィッシュ」と呼ばれます。 飛魚は魚類で唯一空を飛べる魚です。 尾びれで水面をたたき、胸ビレを広げて飛翔し、そのまま滑空する。10mの高さを400m、42秒飛行した記録も...
エゾメバルは「わいわいがやがや」と賑やかなほど沢山獲れるので「がや」という名前があります。 北海道、東北の産地ではどんな料理をしても魚の味がいいのでとても人気があります。 旬は、春。 早春の船釣りは、メバルから始まるため、「春告魚」とも呼ばれています。 風が強く海が荒れている時にはメバルがつれない事から、メバルが釣れる...
鯛と日本人の関係のお話について、まだまだ続きます。 歴史の話になると止まらなくなってしまうのです…今回もお付き合いくださいませ! 平安の貴族社会では鯛が特別な魚として扱われていたことを前回綴りましたが、その名残は現在も実はあるのです。 幕末まで天皇の昼御膳は毎日「鯛の塩焼き」が供されており、京都御所では大阪湾で獲れた鯛...
日本に於いて古くからマダイは「魚の王様」という位置づけにあり、鯛という名前を語呂合わせにした「目出度い(めでタイ)」という言葉はあるほどです。 七福神のえびす様の腕の中には赤い鯛が乗っかっており、今も昔も日本では最も縁起がいい魚です。 バブル経済の昭和時代後期、正月をはじめ慶事があるシーズンになるとマダイの需要は非常に...
私が寿司屋で必ず頼むネタのひとつに“マダイ”があります。 舎利の上に乗った透明感のある皮霜造りのマダイは、コリコリとした弾力のある食感にほのかな甘みとクセがなく素直な味わいでありながら深い旨みが楽しめます。 寿司や刺身の生食で味わう旨さを愉しんだら、今度は塩焼きにして熱を通った身の旨味が増した奥行きの深さ(特に皮目は最...
多くの鉄道会社は本業の鉄道業以外にも、バスやタクシーなど自動車部門や、不動産、飲食、小売、ホテルなど多角的な営業を展開しています。 基本的に鉄道を通している沿線住民の生活に関わる需要拡大を図るために様々な事業を展開していますが、意外なものでは農業や自動車学校、病院、地方空港のカウンター業務などを事業にしている鉄道会社も...
さて前回はほとんどパスタ料理の話で終わってしまいました。 イタリアで普段から食べている魚介類料理は実にたくさんありまして…。 今回もイタリアづくしで参りたいと思います。 パスタ以外のイタリアンと聞いて浮かぶ料理のひとつが「カルパッチョ」ではないでしょうか。 牛肉や魚の生身にニンニク、オリーブオイル、グラナ・バターノチー...
イタリア料理といえばパスタ、ピザ、リゾットなど日本で馴染みがある料理が多いですね。 欧州の代表的な食文化のひとつであるイタリア料理は、世界的に好まれており多くの国々で料理されています。 2010年、ユネスコはイタリア料理を「地中海の料理」として無形文化遺産に認定されました。 一般的にイタリア料理といえばオリーブオイルや...