時が経つのは早いもので今年ももうすぐ終わりですね。。
自分12月生まれでしてもうすぐ33歳になります。
こわいもので30代半ばが迫ってきております。
33歳になったらサカマの柴田さんに「そろそろ記事の方を…」と急かされなくてもこのブログを期日までに書くことを目標にします。。笑
今回は島の秋祭りについて書きたいと思います。
正式名称、島野浦神社秋季大祭。
年に一度、10月から12月の月夜の間の土日に開かれる祭りで、その時は神社に奉納してある御神体を神輿の中に移し、大漁祈願、家内安全などを願いながら島中を練り歩きます。
御神輿は20代から30代の男が20〜30人で担ぎます。
途中、御神輿を船に乗せて各船がパレードを行う海上パレードがあります。
今年はうちの船に御神輿が乗りました。
御神輿さんが島をまわって神社に帰ろうとするのを阻止しようと待ち構えてるのが太鼓台です。
数年前までここから喧嘩神輿といって御神輿と太鼓台がぶつかって太鼓台の上にある傘を取り合うという祭りのメインイベントがありました。
しかしながら、担ぐ人手を確保するのが難しく今年はこれまで担いでいた太鼓台をリヤカーにしてそれをインドネシアからの漁業実習生や中学生が引っ張る形で行われました。
結局、リヤカーにしても最後は血がたぎってきて何回かぶつけてましたが。
ご覧の通りの結構危ない祭りです。笑
だだでさえ危ないので、周りで落ちないように警備したり、誰かが上に登ったら他の人がサポートする、こけそうになった人がいたら助けたりと、普段から知ってて信頼関係のある島の人でしかできない祭りだなと思います。
そうやって、昔の人は島の絆みたいなものを祭りで培ったり再確認したりしてたんでしょう。とにかく楽しむのが続ける上で重要な要素ですね。
島の祭りの伝統は神楽奉納、神輿の練り歩き、喧嘩神輿などですが、それ以外に近年は若い自分たちが企画して、外から来た人や島民が楽しめる内容も頑張っています。
子どもたちに人気の魚すくいどり大会
アジやメジナ、タイなどを活かして水槽に入れておいて、逃げるのを頑張ってすくいます。
親とともに帰省してきてる普段魚を見たり触ったりしない子どもたちもとにかく楽しそうでした。
去年初めて設置した時は手作り水槽が決壊したり(笑)、魚が一方にかたまったりして心配でしたが今年は上手く出来ました。
こちらは完全に内向きですが、島内カラオケ大会。
歌、踊りなんでもありの島民発表会みたいな感じです。
ここでも中学生とインドネシアの漁業研修生の活躍が目立ってました!
島に帰って来た時は外から人を呼ぶことばかり考えてたんですが、最近は結構、島にいる人たちが年に一回の島の一大イベントである祭りを楽しめればそれが一番かなと思うようになりました。
伝統を続けることが目的になってしまっては祭りが形骸化して、何のため、誰のための祭りなのかわからなくなってしまう。
今は、島浦町区の役員さん、消防団、若手グループなどがそれぞれ分担して祭りを運営して継続させてる状況です。
島のマンパワーは減る一方ですが、規模を縮小しても、もう一度島民全体が積極的に関われる祭りにできればもっともっと魅力的な祭りになるし、楽しそうなところに人は集まるので逆に外の人に向けても必要なことだなと感じました。
来年は全国放送のテレビ取材が祭りに来るらしく、テレビを意識して空回りしないようにしたい…笑