【2022年最新】ワラサの値段相場はどれくらい?旬の時期・人気の調理方法もご紹介

そもそもワラサってどんな魚?

ワラサとはスズキ目アジ科ブリ属の回遊魚で、成長するとブリになります。

ワラサはブリの出世魚で、成長とともに名前が変わります。出世魚とは他にはスズキやボラが有名で、成長に伴い名前が変わる魚を「出世魚」と呼びます。その起源は、江戸時代まで武士や学者は出世などの際に改名する慣習があったことに、起因しています。成長に伴い出世することから縁起の良い魚とされています。

関東地方では3~7㎝を「ジャコ」、35㎝以下を「ワカシ」、35~60㎝を「イナダ」、60~80㎝をワラサ、それ以上になるとブリと呼びます。

関西地方、北陸地方にもほかの呼び名があり、ワラサの場合は、関西地方では「メジロ」、北陸地方では「ガンド」と呼ばれます。

80㎝を超えると全国共通でブリと呼ばれます。

ワラサと似た名前の魚に、サワラという魚がいますが、サワラはスズキ目サバ科に属する別の魚です。

ワラサの値段相場はいくら?

ワラサの価格は2022年8月では平均卸売価格で1キロ当たり363円、2021年8月は1キロ当たり252円でしたので44パーセントUPとなっています。

例年1~2月に平均卸売価格が高値になり、4月が一番安くなる傾向にあります。

卸売りの価格では1キロ300円前後とリーズナブルなのですが、通販では4~5キロの養殖のワラサで、1匹の値段で10,000円~15,000円と高値が付いています。

高値が付いていますが、6キロを超えるブリの場合30,000円からの価格となるため、ワラサの方がリーズナブルと言えます。

ブリの水揚げ量の増える冬には、市場で天然のワラサ1匹の値段は1,000円から2,000円程で購入することも出来ます。

ワラサに名前の似ているサワラの1匹の値段は、大きさにもよりますが一匹5,000円~7,000円程、市場では時期にもよりますが、3,000円から6,000円程で購入できるようです。

ワラサの養殖の値段は、ワラサの大きさにするまでに大量のえさ代や管理費がかかってしまい、養殖よりも天然のワラサの方が安い傾向があります。天然のブリは高級料亭や高級すし店に直接卸され、あまり流通しません。スーパーなどで目にすることもありますが、脂がのっていないものや、大きさ的にワラサのものが、切り身にされてブリと表記されていることが多いのが現状です。

80㎝を超えるとワラサはブリと全国共通で呼び名が変わるのですが、80㎝程度になると重さは約6キロほどになります。しかし通販では、2.5キロから5キロほどのワラサがブリと表記され売られているので注意が必要です。

ワラサの旬の時期はいつ?

ワラサは夏に産卵をむかえ一度味が落ちますが、11月から脂がのり、1月ごろまでおいしい旬時期を迎えます。

ブリも同じく11月から1月が旬になり、ブリの漁獲量が増えるためワラサの漁獲量も増え市場に多く出回るようになります。ブリを漁獲する際にワラサも獲れるため旬のブリは寒ブリと呼ばれ高値が付きますが、ワラサは比較的安い値段で手に入れる事が出来ます。

しかし養殖のワラサは人工的に産卵の時期をコントロールする事が出来るため、夏に旬をむかえるように調整されているものもあり、養殖のワラサであれば通年おいしくいただくことができます。

ワラサはどのような調理方法で楽しむことができる?外食の値段は?

ワラサは刺身、カルパッチョ、照り焼き、塩焼き、しゃぶしゃぶ、大根との煮物を様々な調理方法で楽しむことができます。

刺身の場合は旬の時期でも、ブリより脂がのっていないため、あっさりとした脂で頂くことができ、青魚の独特の風味が苦手な方や、鮮度が落ちているものはカルパッチョにすることで、さわやかに頂くことができ。

照り焼きや、塩焼きは脂がのっている時期のワラサでも、ブリよりもあっさりとした味わいです。

ワラサもブリのようにしゃぶしゃぶや、ブリ大根のように煮物にすることができ、ブリよりもあっさりとした味で楽しむ事が出来ます。

外食での料金は刺身や、照り焼きなど、ブリよりもリーズナブルな価格で楽しむ事が出来ます。ブリの方が脂がのっている味わいなのですが、ワラサの方が仕入れ価格が安く、さらに、ワラサは地方での呼び名で、和名ではブリなので、ブリの刺身や、ブリの照り焼きと表記されていても、ワラサを使用していることが多いのがその理由です。

ワラサの照り焼き

材料

  • ワラサの切り身
  • しょうゆ
  • みりん
  • 砂糖
  • 乾燥とうがらし
  • しお
  • 小麦粉
  • サラダ油

手順

  1. ワラサの切り身両面に塩を少々振り30分おき、塩を流水で洗い流し、水分をキッチンペーパーでふき取る。
  2. ワラサの切り身全体に小麦粉を薄く振る。
  3. 醤油、酒、みりん、砂糖を2:2:2:1の割合で混ぜ合わせる。
  4. 乾燥唐辛子を細かく刻み、3に混ぜ合わせる。
  5. フライパンにサラダ油をしき、ワラサのきりみの表面をこんがりと焼き目が付くまで焼く。
  6. 4をワラサの切り身にかけ、弱火で少しとろみがつくまで煮詰める。
  7. 皿に盛りあわせ完成。

お好みで、刻んだしょうがをそえるのもおすすめです。

外食では、ワラサの刺身の値段は500円から1,000円程で一人前を頂くことができます。

ワラサの漬け丼

材料

  • ワラサの刺身
  • ごはん
  • きざみのり
  • 大葉
  • みりん
  • ごま油
  • 醤油

手順

  1. ワラサの刺身をみりん、ゴマ油、しょうゆをお好みの割合で混ぜ合わせたものと和え5分ほどなじませる
  2. ごはんに刻みのり、大葉をのせる
  3. 1をごはんの上にのせる

お好みでワサビを合わせても絶品です。

神経締めなどの処理がされているものの方が、臭みが少なくおいしく頂くことができますので、ぜひワラサを選ぶ場合は神経締めかどうかを確認してください。

外食では500円から1,200円程でワラサの漬け丼が楽しめます。

ワラサの値段についてまとめ

いかがでしたでしょうか?
今回、サカマでは以下のトピックについてご紹介してきました。

  • そもそもワラサってどんな魚?
  • ワラサの値段相場はいくら?
  • ワラサの旬の時期はいつ?
  • ワラサはどのような調理方法で楽しむことができる?外食の値段は?

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