ハガツオはまずい?その味や美味しいレシピ、旬な時期をご紹介

そもそもハガツオってどんな魚?

ハガツオとは、カツオと同様にスズキ目サバ科に分類される魚の一種です。

南太平洋や太平洋、インド洋やオーストラリアなどの世界の熱帯〜温帯地域、日本では北海道〜東北地方の太平洋側や、琉球列島に広く生息しています。

ハガツオはカツオと同じように大型の肉食回遊魚で、群れで沿岸の表層部を泳いでいます。

また、春から夏にかけて北上して産卵を迎え、秋には南下する習性がある魚です。

ハガツオは漢字で「歯鰹」と書かれるように、下顎に並んでいる鋭い歯が特徴です。

頭の部分が細長く、キツネのように見えることから「キツネガツオ」と呼ばれることもあり、他にも「サバガツオ」「ホウセン」などの地方名で知られています。

体長は50〜60cmになるものがほとんどですが、大きいもので1mになるものまでいます。

また、腹側は銀白色になっており、背には6〜7本ほどの黒くて細い縦縞があるのも特徴です。

見た目はカツオに似ていますが、下顎の鋭い歯を持っていることや頭の部分が細長く出ていること、背中の縦縞などが見分けるポイントです。

ハガツオはまずい?どんな味がするの?

ハガツオの身は、赤みが弱くベージュに近い色をしていますが、柔らかくて上品な味わいが楽しめる魚です。

また、カツオとサワラの中間的な味がします。

鮮度のいいハガツオは臭みがなく、旨味があり絶品です。

特に、旬の時期には脂が乗っており、一段と美味しく味わえます。

しかし、ハガツオは鮮度が落ちやすいことが難点です。

すぐに鮮度が落ちてしまうので、ほとんど流通しておらず関東方面で見かけることはなかなかありません。

ハガツオが美味しい旬の時期はいつ?

ハガツオの漁獲量が最も多いのは夏〜秋にかけてで、この時期を旬と言う人が多くいます。

しかし、脂が乗っていて1番美味しいハガツオを味わえるのは、実は秋〜冬にかけての時期です。

そのため、ハガツオの味が1番美味しいという意味での旬の時期というのは、秋〜冬の時期になります。

しかし、旬の時期は漁獲量が下がった後なので、1番美味しいハガツオを味わえる機会は少なく、ある意味貴重と言っていいでしょう。

また、ハガツオは生息数自体が少なく、本種として釣り上げられることはほとんどありません。

あくまでマグロやカツオを目的とした漁に、紛れて釣れることがほとんどです。

そのためハガツオは、なかなか味わえる機会が少ない魚です。

ハガツオを美味しく食べることができるレシピは?

鮮度の高いハガツオは、刺身にして食べるのが一般的です。

また焼くとパサついてしまうため、塩焼きよりは竜田揚げや唐揚げにして味わわれることが多いです。

他にも鍋や煮付け、味噌煮など食べ方が非常に豊富な魚です。

その中でも今回は、手軽に美味しいハガツオが味わえる、簡単レシピを紹介します。

竜田揚げ

まず、ハガツオを食べやすいサイズに切ります。

次に切ったハガツオを醤油・酒・みりん・すりおろした生姜に漬け込み味を染み込ませます。

その後、キッチンペーパーで水気をよく取ったら、全体に片栗粉をつけます。

片栗粉をつけたらを、170度〜180度に温めた油で揚げます。

表面がカリッと、きつね色に変わったらお皿に移して完成です。

カルパッチョ

まず、ハガツオを1mm程度に薄くスライスします。

次に切ったハガツオを、玉ねぎやパプリカなどのお好みの野菜と一緒に、お皿に盛り付けます。

最後に盛り付けた食材の上から、ポン酢・レモン汁・オリーブオイルかけて味付けをしたら完成です。

ハガツオの味についてまとめ

いかがでしたでしょうか?
今回、サカマでは以下のトピックについてご紹介してきました。

  • そもそもハガツオってどんな魚?
  • ハガツオはまずい?どんな味がするの?
  • ハガツオが美味しい旬の時期はいつ?
  • ハガツオを美味しく食べることができるレシピは?

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