ナマズはまずい？その味や美味しいレシピ、旬な時期をご紹介

2021年12月21日 2022年6月30日

サカマ太郎

そもそもナマズってどんな魚？

ナマズとは、ナマズ目ナマズ科に属する魚の一種です。

大きく扁平な頭部と幅広な口をもっており、特徴的な長い口ひげを備えています。また、ウナギやドジョウのように、ヌルヌルとした体表も特徴の一つです。

ナマズは電気を受容できる性質をもっていたり、味覚を感じる「味蕾」が全身にあったりと、感覚が敏感な魚です。

「ナマズが暴れると地震が起こる」という言い伝えを一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。これは、ナマズが非常に神経質で敏感であることを表した言葉です。

ナマズは雑食なことで知られます。口にはやすりのようなざらざらした歯を持ちます。ミミズやメダカなどの小さい魚から大きいものだとカエルなど何でも一口で飲み込んで食べてしまうという特徴があります。

ナマズはまずい？どんな味がするの？

ナマズの特徴を抑えたところで、次はナマズの味について紹介していきます。

日本に住んでいると、ナマズを食用として扱うイメージがあまりないのではないでしょうか。しかし、東南アジアでは食用魚として認識されており、中でもタイやベトナムでは高級魚として扱われているほどです。

実は日本でもこれまで細々と食べられており、かまぼこの材料として使われることもありました。

ナマズは見た目や動きが独特、しかもヌルヌルしており、あまり良いイメージがないかもしれません。しかし、意外にも味は美味しく、食用に適している魚です。

気になるその味ですが、ナマズは上質な白身をもっており、クセのない味わいの魚です。程よく脂が乗っており、天ぷらや唐揚げ、蒲焼きなど様々な調理法で楽しむことができます。

時期はいつ？

意外にも、ナマズが食用に扱われることがお分かりいただけたと思います。もしかすると、ナマズを食べたいと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

せっかく食べるのなら、旬の時期に美味しく味わいたいものですよね。ということで、ここからはナマズの旬についてお伝えします。

ナマズの旬は春から夏にかけての季節です。産卵を行った後の秋は身がが落ちるため味もあまりよくありません。また、冬はそもそも冬眠しているため、獲ることが困難です。

美味しいナマズを求めるのであれば、春から夏にかけての季節がおすすめです。

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ナマズを美味しく食べることができるレシピは？

ここからは、ナマズを美味しく食べることができるレシピを紹介します。クセのない白身と相性の良い方法で調理すると、さらに美味しくナマズを味わうことができます。

なお、捕まえたナマズの生息環境によっては体内に泥が残っている可能性があります。真水に2～3日置いておき、泥抜きすることをおすすめします。

また、天然のナマズの体内には、寄生虫がいることがあります。素人が調理で取り除くのはリスクが伴うので、刺身として食べるのを避けるか、食べるとしても養殖のものを使用しましょう。

ナマズの蒲焼き

蒲焼きと言えばウナギのイメージが強いですが、ナマズはウナギと同じように、蒲焼きとして味わうことができます。

気になるその味はというと、臭いが目立ったり皮の触感が独特だったりと、やはりウナギには及びません。しかし、身質はうなぎよりもしっかりしています。食感が強いものが好みの方にはおすすめできます。

蒲焼きにするための調理方法ですが、ナマズを開きにして焼き、タレをまぶすだけです。調理が簡単なのも、蒲焼きをおすすめする点です。

お手軽にナマズを楽しみたい方は、蒲焼きにして味わってみてください。

ナマズの唐揚げ

ナマズの身は、繊細な味わいをもつ白身です。この白身を生かす調理法として唐揚げが挙げられます。

調理をする際は臭みを取るために、背開きにした身から皮を取り除きます。また、食べやすいサイズに切った身をショウガが多めのタレに漬け込むと良いです。これも臭い取りに役立ちます。

下味をつけたナマズの身に小麦粉をまぶし、油に放り込んで揚げれば唐揚げの完成です。そこまで手間取る作業がないので、唐揚げもおすすめの調理法です。

ナマズは、水質があまり綺麗でないところに生息していることが多いです。そのため、ナマズ自体に臭みが残っている可能性があります。調理をする際は、切り身に塩を振って水気を出しておき、臭みを取ることをおすすめします。
ます。口にはやすりのようなざらざらした歯を持ちます。ミミズやメダカなどの小さい魚から大きいものだとカエルなど何でも一口で飲み込んで食べてしまうという特徴があります。