そもそもウスバハギってどんな魚?
ウスバハギとはフグ目カワハギ科の魚です。
カワハギやウマヅラハギの仲間ですが、ウスバハギは大型なのが特徴で、大きさは70cmほどにもなります。
大きい体の割におちょぼ口なので顔立ちはとてもユニークです。
ウスバハギは漢字で書くと「薄葉剥」となり、地域によっては「ハゴイタ」や「ウチワ」と呼ばれることから平たい魚であることがわかります。
ウスバハギの中には斑紋のある個体もありますが、多くはあまり目立った斑紋はなく全体的に灰色です。
ウスバハギは日本なら北海道以南で見ることができますが、暖かい地域を好むので南に行くほど出現率は上がります。
ウスバハギはまずい?どんな味がするの?
ウスバハギはクセがない味で、歯ごたえのある白身魚です。
脂は少なく、高タンパク、カロリーは100gあたり80kcalと、ヘルシーな魚でもあります。
ウスバハギの刺身の味は少しフグに似ています。
あっさりした味とも言えるので、刺身では物足りないと言う人は肝醤油で食べたり、調理で工夫するのがいいでしょう。
ウスバハギの身は熱を通しても硬くならないので、焼く、煮る、揚げるなど、どんな調理法にも適しており、和食でも洋食でも使えます。
よくカワハギ科の魚は、味はカワハギ、ウマヅラハギ、ウスバハギの順だなんてことが言われますが、鮮度の良いウスバハギならカワハギやウマヅラハギの味にも劣りません。
それどころか、ウスバハギは高級魚であるカワハギと違って安価で手に入り、個体の大きさゆえ様々な調理方法を楽しむことができるので、非常にコスパのいい魚だと言えます。
特にウスバハギの中でも人気があるのは肝です。
身と違って濃厚な甘みがあるので、新鮮なウスバハギを見つけたらぜひ肝も食べてみてください。
ウスバハギが美味しい旬の時期はいつ?
1年を通して釣ることができ、秋に大量に水揚げされることが多いウスバハギですが、その旬は10月〜2月の寒い時期であり、秋に採れたウスバハギと冬にとれたウスバハギでは味が全然違うと言う人もいるくらいです。
ウスバハキは冬を越すために肝を太らせて栄養分を蓄え、蓄えられたウスバハギの肝は全体の10パーセントを超えます。
そのため、ウスバハギの中でも特に美味しいと言われる肝は寒い時期に食べるのがおすすめです。
ウスバハギを美味しく食べることができるレシピは?
ウスバハギは大きい魚なので、1匹で様々な調理法を楽しむことができます。
ウスバハギはクセのない味なので、刺身で食べるのもいいし、焼いても煮ても揚げても美味しい魚です。
どんな調理をしても美味しいウスバハギですが、今回は特にウスバハギの美味しさを際立たせる料理のレシピを2つ紹介します。
ウスバハギの肝みそ鍋
1.ウスバハギを3枚におろし、食べやすい大きさに切る
2.さっと塩茹でした肝に青ネギとみそを加えペーストにする
3.土鍋にウスバハギの身を敷き詰めたら沸騰させた出汁を入れ、ペーストにした肝みそを入れる
4白菜、ねぎ、きのこなど好みの具材を入れたら沸騰させ、火が通ったら完成
ウスバハギの鍋は肝があるとさらに美味しくなります。
新鮮なウスバハギが手に入ったら、ぜひ肝も一緒に鍋にしてみてください。
ウスバハギの唐揚げ
1.ウスバハギは食べやすい大きさに切り、塩を振って5分ほど置いておく。
2.酒大さじ1に対してしょうゆ小さじ1の割合で混ぜる。
3.ウスバハギの水気を拭き取ってから、2に加え15分おく。
4.水気を拭き取り片栗粉をまぶしたら、カリッと揚げて完成。
物足りなさを感じる人はしょうゆにおろしニンニクを混ぜたり、ポン酢をつけて食べるのがおすすめです。
ウスバハギの味についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、サカマでは以下のトピックについてご紹介してきました。
- そもそもウスバハギってどんな魚?
- ウスバハギはまずい?どんな味がするの?
- ウスバハギが美味しい旬の時期はいつ?
- ウスバハギを美味しく食べることができるレシピは?
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