さて前回はシュールストレミングのおはなしで終わってしまいましたが、もう少しこの“激しい臭気”の食べ物について書きたいねぇ。 私はこの臭気を味わったことがあるんですね…、学生の時だから20年前になりますか、サークル連中でバーベキューを相模川の河原でやったとき、サークル一お調子者のイトー君が持ってきたんですよ。 欧州旅行の...
さかなの知識
さかなの知識の記事一覧
「ニシンと数の子」と銘打っておきながらも、しばらく“身欠きニシン”の話が続いております。 今回も…そうなんです。 身欠きニシン美味しいんだもんって、全然理由になっていないですね。 さて身欠きニシンを美味しく食べるには米のとぎ汁や灰汁に一晩漬けてから調理すると、独特のいがらっぽい味わいを相当和らげることができます。 身欠...
さてさて前回の続き、ニシンのおはなしです。 大阪に出張したとき必ず立ち寄るのが千日前にある「信濃そば」、ここはダウンタウンをはじめ吉本芸人に古くから愛されている店で、いつも“身欠きニシンそば”を頼んでいます。 しょっぱくて脂が乗った身欠きニシンを甘露煮にして、昔ながらの関西だしと一緒に食べると、これまたとっても美味しい...
ニシンが年間100万トンも獲れていた遠い昔、北海道の沿岸は春先になると真っ白に濁っており、それはまるでミルクの様に見えたものでした。 この時期ニシンは産卵期を迎えるため、大群でニシンが沿岸へやって来て、メスは卵を産み、雄は精子を放出するのです。 北海道で漁獲されるニシンは3つの地域群があり、まずは石狩湾で産まれ、湾内を...
四月になり桜が咲く頃に海から川へ遡上するので“サクラマス”と呼ばれているのは広く知れ渡っていることと思いますが、サクラマスよりも一月遅れて五月になってから、海から川に遡上する魚はご存じでしょうか。 これも多分ご存知の方が多いと思いますが“サツキマス”、皐月になり「サツキツヅジ」が咲く頃に海からやってきます。 サクラマス...
国立がん研究センターと慶応大学の研究チームは、魚介類を日々多く食べる人は食べない人に比べてうつ病の発症率が半分に減るという疫学調査結果をまとめました。 サバやサンマなど、青魚に多く含まれている“オメガ3脂肪酸”がうつ病の予防に大きな役割があるといいます。 研究は1990年から行われ、長野県佐久軍に住んでいる40歳から5...
ここ数年、全国的にスルメイカが不漁続きですが、北海道稚内市の沖合では7月より好調な漁が続いており、連日スルメイカを求めにやって来た日本全国の漁船が集結しています。 日本海側のスルメイカ漁は、例年夏になると本州から北海道南部にかけて沖合で行われていますが、ここ数年は日本海の海水温が高く不漁が続いていました。 本年6月1日...
去る10月6日、水産庁は太平洋でのクロマグロ沿岸漁業のうち、とくに資源量が低迷している30キロ未満の小型魚について、北海道や青森、和歌山など20の道府県に対して定置網漁の操業自粛を要請しました。 これらの地域では定置網漁の共同管理をしており、本年7月から来年6月に至る期間で、総計580.5トンの漁獲量の枠が割り当てられ...
去る9月19日、福岡市中心部の海でちょっとした騒ぎがありました。 福岡市東区・人工島アイランドシティの近く、博多湾に流れ込む香椎川の河口に夥しいほどの魚の群れが押し寄せたのです。 水面は真っ黒になるほどの魚の群れ、これをみて驚いた通行人から沢山のツイートがありました。 そしてツイッターで知った釣りファンたちは、急いで香...
前回に引き続き、またまたザリガニのお話しです。 水田や用水路、川などに広く生息しているザリガニ、子供の頃釣って遊んだことはありませんか? 日本に生息する殆どのザリガニが“アメリカザリガニ”というもので、真っ赤な殻が特徴的です。 そして驚くほどの雑食性で、人間が食べるものなら何でも食べてしまうほどです。 そんなアメリカザ...