ウツボはまずい?その味や美味しいレシピ、旬な時期をご紹介

そもそもウツボってどんな魚?

ウツボは、ウナギ目ウツボ科の魚で、鋭い歯を持つ大型の肉食魚です。その特徴的な歯と強力な顎の力で多くの魚に恐れられ、「海のギャング」と呼ばれています。人間も噛まれると大きな傷を負うことになるので、触るときは注意してください。

そんな恐ろしいウツボですが、意外にも美味しいと評判で、ウナギやハモのような味わいがするなんて言われることも。

そこで今回は、ウツボにスポットをあて、特にその味や旬、レシピなどをご紹介していきたいと思います。是非ご覧ください。

ウツボはまずい?どんな味がするの?

ウツボはその見た目から、不味いと言われてしまうこともあるようですが、実際にはとても美味しい魚です。一般的によく食べられている魚というわけではありませんが、高知県や徳島県、和歌山県などの郷土料理として広く使われています。

毒のある種類もあるので注意が必要ですが、基本的には無毒です。ぬめりが強く骨も多いという難点があり、捌くのは難しいですが、下ごしらえさえできれば調理は難しくありません。

調理方法は様々で、唐揚げやたたき、干物にして食べるだけでなく、すき焼きにして食べる地域もあります。

新鮮なウツボは刺身にして食べることもでき、その触感と味はフグに似ていると言われます。

実はウツボは、狂暴でグロテスクな見た目とは裏腹に、淡泊で芳醇な味わいなのです。一度食べたらやみつきになってしまうおいしさですよ。

また、ウツボの身にはコラーゲンが多く含まれています。コラーゲンは、女性に嬉しい美肌効果や、関節痛にも効果があると言われています。

美味しいだけでなく、健康にもよいウツボを是非食べてみませんか?

ウツボが美味しい旬の時期はいつ?

ウツボは1年を通して安定的に獲れる魚ですが、旬は秋から冬にかけてだと言われています。

ウツボは鱗がないために水温の変化に敏感な魚です。そこで水温が低くなる秋から冬にかけて、脂肪を蓄える傾向にあるのです。

脂の乗ったウツボは、通常よりも旨味が増し、さらに芳醇な味わいになります。旬のウツボはたたきにして食べるのがおすすめです。

ウツボを美味しく食べることができるレシピは?

ウツボは様々な調理方法があります。調理の仕方で違った触感や味わいを楽しむことができるので、お好みでいろいろな料理を試してみてください。

ここでは、特におすすめしたい調理方法をご紹介します。

ウツボのたたき

ウツボ料理の代表であるウツボのたたきですが、まずはウツボの捌き方からご紹介しましょう。

1:ウツボのぬめりを取ります。ウツボのぬめりは強力でなかなか取れないので、たわしなどでこすって取っていきましょう。

2:ウツボの頭を落としてからお腹を開きます。頭からしっぽにかけて割きますが、皮が固く、包丁を入れにくいので手を怪我しないように気を付けましょう。内臓を傷つけると臭みのもとになるので、そこに刃が当たらないように注意しながらお腹を割き、背びれを切り落とします。

3:ウツボの中骨部分と身を切り分けます。切り分けた身にも小骨がたくさんあるので、しっかり骨抜きをします。

簡単に記すと以上の3ステップですが、皮が固くぬめりがあるので、捌くのが難しい魚です。また、口にはするどい歯があり触るととても危険なため、取扱には十分注意してください。

ウツボのたたきは、捌いた身によく塩をまぶし、皮目の部分をバーナーでしっかり炙ります。

それを冷蔵庫で冷やした後薄く切り、酢味噌やポン酢、醤油などをつけていただきます。薬味にネギや薄くスライスした玉ねぎを添えるのがおすすめです。

ウツボの味噌煮

捌いて小骨をとった後のウツボ(300グラム)の身を薄く切り、ネギと一緒に鍋に入れます。
酒(100㏄)、水(50㏄)、味噌大さじ2、砂糖大さじ3、すりおろししょうが少々を入れ、15分ほど煮込みます。

水気が少なくなってきたら完成です。

お好みで一味や七味をかけてもおいしくいただけます。

ウツボの味についてまとめ

いかがでしたでしょうか?
今回、サカマでは以下のトピックについてご紹介してきました。

  • そもそもウツボってどんな魚?
  • ウツボはまずい?どんな味がするの?
  • ウツボが美味しい旬の時期はいつ?
  • ウツボを美味しく食べることができるレシピは?

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