さかなの知識 マダイあれこれ その1 私が寿司屋で必ず頼むネタのひとつに“マダイ”があります。 舎利の上に乗った透明感のある皮霜造りのマダイは、コリコリとした弾力のある食感にほのかな甘みとクセがなく素直な味わいでありながら深い旨みが楽しめます。 寿司や刺身の生食で味わう旨さを愉しんだら、今度は塩焼きにして熱を通った身の旨味が増した奥行きの深さ(特に皮目は最... サカマ
さかなの知識 鉄道会社が魚介類を育てます! 多くの鉄道会社は本業の鉄道業以外にも、バスやタクシーなど自動車部門や、不動産、飲食、小売、ホテルなど多角的な営業を展開しています。 基本的に鉄道を通している沿線住民の生活に関わる需要拡大を図るために様々な事業を展開していますが、意外なものでは農業や自動車学校、病院、地方空港のカウンター業務などを事業にしている鉄道会社も... サカマ
さかなの知識 魚にも手術を! どんな動物だってペットになった日から家族の一員になります。 いつか寿命を全うして天に還る日まで、愛情を注いでゆきたいものです。 さてペットを飼っていると人間同様、病気や怪我で病院に連れてゆき機会がありますが、海外ではなんと飼育している魚を病院に連れて行くこともありまして。 勿論、病院の獣医さんにしてみればどんな動物だっ... サカマ
さかなの知識 鯖街道、そしておいしいサバのお話 その2 さて、前回の続きで鯖街道のお話から参りましょう。 朝廷のある京都に向けて食材を送る若狭国は御食国(みけつくに)と呼ばれており、その御食国・若狭国から京都に向けて、主に魚介類が運ばれていました。 平城京や奈良県明日香村の都の跡で発見された木簡には、若狭から鯛の寿司など十種類以上の海産物や加工品が送られていたことが記してあ... サカマ
さかなの知識 鯖街道、そしておいしいサバのお話 その1 北陸・福井県小浜市に位置する小浜漁港。 当SAKAMAに於きましても、こちらで水揚げされた素敵な海の幸をいつもご紹介いたしております。 この小浜漁港は大変古い歴史を持つ名門の漁港で、また江戸時代は上方(大阪)から北海道間を商取引しながら運航していた北前船の寄港地でもありました。 漁港に面した若狭湾沖合は寒流と暖流が交り... サカマ
さかなの知識 イギリスとタラの戦争 その2 前回の続き、1958年に勃発したタラ戦争のお話です。 NATO(北大西洋条約機構)の調整やアイスランドの政権交代などにより1961年にイギリスがアイスランドの主張を認めて終結しました。 そのとき交わした条約の中に「再び紛争が勃発したときには、どちらかの要請により国際司法裁判所に提訴できる」という一文が組み込まれています... サカマ
さかなの知識 イギリスとタラの戦争 その1 前回はイギリスのソウルフードである“フィッシュアンドチップス”について綴りました。 具材に使われる魚は特にタラ類の身が美味しいこともお話しましたが、タラは日本同じく水産資源に於いて大切な魚なのです。 そしてイギリスは過去にアイスランドとタラを巡って戦争していたのです。 しかも20年近く。 そんな“タラ戦争”ですが、いっ... サカマ
さかなの知識 カジキは潜水艇さえ襲う その2 最近ではカジキの吻が高速遊泳できるために必要な役割があることも研究されており、学術誌『Journal of Experimental Biology』に論文が掲載されました。 これまで高速で泳ぐことができる魚には筋肉に奇網という熱交換器官を備えられているため、周りの海水より体温を高く保つことができ、水温が低いときに筋肉... サカマ
さかなの知識 カジキは潜水艇さえ襲う その1 魚屋を物色していると、時折見事なほど美しい桃色のカジキの切り身を見つけるときがあります。 大概、ラベルに記載されているカジキとは“メカジキ”のことを意味します。 適度に脂が乗っているので、塩コショウでムニエルにして食べるのが好きなんです。 この一週間、お腹を下してお粥など流動食ばかりだったので、バターとともに香るメカジ... サカマ
さかなの知識 魚の視力 先日メガネを買い換えました。 3年前に作った黒縁のウェリントンは軽くて掛けやすい、お気に入りのメガネなんですが、最近小さな文字がとみに見えづらくなってきまして…。 検眼をしたら視力が落ちていた(0.3→0.1)ことは勿論、乱視が強くなっていました。 そして“老眼”っていうものが始まっていましたよ。 シジューを過ぎてから... サカマ