冬に食べたい美味しい食事の一つに“アンコウ鍋”は外せませんね。 「西日本のフグ料理、東日本のアンコウ料理」といわれており、東日本では古くからメジャーな冬の鍋料理の座に君臨しています。 アンコウを食されるようになったのは元禄時代からのことであり、1697年(平禄10年)人見必大によって刊行された「本朝食鑑」ではアンコウを...
フグの記事一覧
気になるニュースです。 最近、いずれもトラフグ類の“ゴマフグ”と“ショウサイフグ”の交雑種が、東日本を中心とする太平洋沖で増加していることが、山口県下関市の水産研究・教育機構水産大学校の高橋洋准教授の研究で明らかになりました。 交雑で産まれた種のこれらの魚は、親にあたるゴマフグやショウサイフグと同じ場所に毒があるとは限...
さて前回は漁業の話には触れずに終わってしまいました。 今回はこの神の島“沖ノ島”と漁業との関わりについて綴ってゆきたいと思います。 沖ノ島周辺は波が高く、時には危険な海ですが今も昔も好漁場で沢山の漁船が操業を行っています。 主な漁業は中型旋網(まきあみ)、ふく(ふぐ)はえ縄、はえ縄、イカ一本釣り、アジ一本釣りなどで年間...
何だかのっけから物々しいタイトルになってしまいました。 昔から新婚旅行の旅先で起きた様々なトラブルから、その後の結婚生活に重大な影響をきたすということはよく見聞きしたものですが…。 新婚旅行から帰国して“成田離婚”という言葉があったぐらいですし。 さて、今回はメキシコで起こったとっても悲しいお話、そしてそれが「魚」によ...
寒い冬にストーブで炙った魚のヒレを燗酒に入れる「ヒレ酒」、酒好きには堪らない飲み方ですね。 元々ヒレ酒は第二次大戦後のコメ不足の時代、米と米麹で作ったもろみを清酒と同じ濃度に水で希釈した醸造アルコールを入れて糖類や酸味料、グルタミン酸ソーダで味付けした“三倍増醸清酒”を少しでも美味しくして飲みたいという考えで生み出され...
一般的に「キモ」というと肝臓のことをいい、内臓では最も大きい部類になります。 肝臓の成分で最も多いものは脂肪で、タラやスケソウダラ、オヒョウなどには良質の脂肪が多量に含まれているので、肝油の原材料となります。 肝臓は栄養の貯蔵庫と呼ばれており、ビタミンA、B、C、D、タンパク質、カリウム、カルシウム、鉄分など様々な種類...
フグといえば下関を思い浮かべますね。天然トラフグの取扱量は日本一です。今年1月4日の新春初セリでは、昨年より3,2トン多い4,3トンの豊漁だったようです。 下関では天然物、養殖物ともに順調な漁獲量が見込めるようですよ。 ところで、「日間賀フグ」が本場のフグだと名乗りをあげた島があります。愛知県は知多半島沖に浮かぶ日間賀...
「美しいものには棘がある」そんな諺が昔からありますね。 高校時代、クラスで一番美人と言われた○○ちゃんに告白したら、非常に激しくきつい言葉で断られて、しばらく落ち込んでしまった友人の顔が思い出しましたよ。 調子乗りだった彼が寡黙でニヒルになりモテ期が到来したことを目の当たりにして、私を始め他の友人たちは真似をしたのは言...