そもそもアカマンボウってどんな魚?
アカマンボウとは、アカマンボウ目アカマンボウ科の深海魚です。
名前と見た目からしてマンボウの仲間に見えますが、実はマンボウの仲間ではありません。マンボウよりも、近年話題の深海魚、リュウグウノツカイの仲間なんです。
あまり一般的に流通する魚ではありませんがその味はとても美味で、一部地域ではよく食べられています。今回は、そんなアカマンボウにスポットを当てていきたいと思います。
アカマンボウの値段相場はいくら?
あまり聞きなれない魚なので一見高価な魚ではないかと思ってしまいますが、アカマンボウは非常に安価で取引されている魚です。2021年現在では、30キロの個体で1万~2万程度で取引されています。特殊な魚であまり需要は多くないため、1匹丸ごと販売されることは少なく、捌いて切り身として販売されることがほとんどです。アカマンボウがよく穫れる沖縄などでは、刺身として食べられるものが1パック300円程度の値段で販売されている光景がよく見られます。
安価にもかかわらずその味はマグロに似ていることから、こんな面白い噂話も。それは、大手回転ずしチェーンではマグロの代わりにアカマンボウが使われているのではないか、というものです。しかし、アカマンボウは専門的に漁獲されることがほとんどなく、マグロに比べて流通量が圧倒的に少ないため、値段は安くとも大量供給には向いていない魚です。供給量が安定しないことと、漁獲地域が南方に偏るために流通コストがかかることから、チェーン店でアカマンボウを使うことは現実的ではありません。このことから、この噂話はただの都市伝説であると言えます。しかし、そんな都市伝説が流れるほどに、アカマンボウは価格が安いにも関わらずマグロに似た味の魚なのです。
ちなみに、明示したうえで、ネギトロとしてアカマンボウの身が使われていることはあるようで、少しでもコストを抑えようとする企業努力の一環としてアカマンボウが活躍することはあるのです。
アカマンボウの旬の時期はいつ?
深海魚のためまだまだ謎の多いアカマンボウですが、その旬はあまりはっきりしていません。
というのも、そもそもアカマンボウはマグロと混じっていたものがたまたま獲られる、という魚なので、旬を意識して漁獲されることがないのです。
しかし、どの時期に穫れたアカマンボウも、赤身がかった身は脂がのっていて値段以上の美味しさです。
アカマンボウはどのような調理方法で楽しむことができる?外食の値段は?
アカマンボウはどのような調理方法で楽しむことができるのでしょうか。
ここでは、アカマンボウの調理方法や外食の際の料金をご紹介していきたいと思います。
刺身
アカマンボウの赤身はマグロに似ており、刺身として食べるととても美味しくいただくことができます。
大きな個体と独特な形状、また、鱗が大変取りづらい点から素人がまるまる一匹を買い取って捌くのはなかなか難しいです。自宅で刺身を食べる際は、すでに柵にされている状態のものを買ってくるのがよいでしょう。
刺身として食べられる、所謂マグロに似ている部分は赤身のみですが、アカマンボウ自体が大きいので1匹で多くの量を確保することができます。スーパーでは1柵300~500円程度で購入することができ、外食をする際も、店舗にもよりますが500円程度で食べることができます。
そもそも獲れる地域が限られているので、刺身として食べられる場所はとても少ないです。もし見かけたら是非食べてみてください。
ムニエル
アカマンボウはムニエルにも向いている魚です。
その調理方法は、
①アカマンボウの切り身に塩コショウをふり、小麦粉をまぶす。
②熱したフライパンにバターを入れ、①の両面をしっかりと焼く。
③焼きあがった身にタルタルソースをかける。
の3行程です。とても簡単にできるので是非試してみてください。
沖縄をはじめとした一部地域ではお店でもアカマンボウのムニエルを食べることができますが、その価格は店舗により大きく異なっています。
アカマンボウの値段についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、サカマでは以下のトピックについてご紹介してきました。
- そもそもアカマンボウってどんな魚?
- アカマンボウの値段相場はいくら?
- アカマンボウの旬の時期はいつ?
- アカマンボウはどのような調理方法で楽しむことができる?外食の値段は?
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