さて前回では平塚漁協が第6次産業に取り組む理由、野望についておはなししました。 そして漁港に食堂を作りたいこと、これが6次産業認定を受けたときの大きな目標だったのです。 平塚漁協ではこれまでやって来た活動の一連の目標として“地魚の消費拡大”を掲げてきました。 その集大成として地元の人たちが気楽に地魚を楽しめる“平塚の魚...
平塚漁協の記事一覧
さて前回では第一次産業従事者が第6次産業に取り組むときに必要となる、“6次産業化・地産地消法に基づく総合化事業計画の認定”についてお話をしました。 今回は平塚漁協がこの認定を受けなければならない理由、そして認定を受けた後の計画について綴ってゆきたいと思います。 2013年6月3日、平塚漁協は「地域資源を活用した農林漁業...
前回は漁業を取り巻く厳しい環境についてお話しました。 今回は、平塚漁協がそこから打破をしようとした試みについて綴ってゆきたいと思います。 平塚漁協は地元でも漁港があることが知らないという認知度の低さ、そして魚はあまり食べていないという市民の声を拾ってある試みを始めます。 「魚は骨が多いから」、「捌き方がわからない」とい...
昭和中期以降、水産業が低迷している状況について平塚漁協も同じ悩みを抱えていました。 戦後以降、日本人の食生活は西洋化、または人々の食の価値観の多様化により、魚介類消費量は減少の一途を辿り、現在もその状況は変わりません。 そして平成21年、遂に長年優位に保っていた魚介類消費量が肉類消費量に抜かれてしまい、この傾向は今後も...
前回は第6次産業についてのお話で終わってしまいました。 今回は第6次産業を積極的に取り組んでいる平塚漁協について綴ってゆきたいと思います。 首都圏から60キロ南に位置する、神奈川県平塚市。 江戸時代は東海道53次の7番目宿場町として制定されていたので、古くから商業、農業が発展しています。 神奈川県のちょうど真ん中にある...