先日、タコに関するあれこれと綴りました。 今日は同じ軟体動物の仲間、イカについてあれこれ綴ろうと思います。 イカは世界中で最も日本が消費しています。その量、実に年間100万トン。 世界の水揚げ量がおよそ330万トンですので、1/3は日本が消費していることになります。 イカは漢字で「烏賊」と書きますが、これは海を漂ってい...
サカマ
旬の魚、魚の調理方法から、漁港、産地のレポート、記事など、魚に関わる様々な情報を発信していきます。
サカマの記事一覧
ミズダコにマダコにイイダコ…タコの刺身や寿司をはじめ、たこしゃぶやおでん、たこ焼き、明石焼きなど様々な料理がありますね。 しかも、旨いだけではなくタウリンやタンパク質、亜鉛など栄養価が豊富なのです。 関西では夏の真中にタコを食べる習慣がありますが、これはタウリンを補給して夏バテを防ぐといわれています。 タコは日本の食文...
小浜はノドグロの水揚げが多い港として有名です。 冬になって海水が冷たくなると、ノドグロの身にはたっぷりの脂が乗ります。 それを証明するかのように、夏は鮮やかな赤い身のノドグロは冬になると白みがかってきます。 刺身など生食で冬のノドグロの身の味を楽しむの勿論、煮付けや唐揚げも絶品です。 塩焼きにした時は、皮目の香ばしさと...
秋田県の県魚、ハタハタ。 古くから伝わるハタハタの料理、そして風習など秋田の郷土文化とハタハタは切り離すことができません。 毎年、9月から6月にかけてハタハタ漁が行われます。 昭和40年代までは毎年2万トンもの水揚げがありましたが、漁獲過多などにより昭和50年代後半には100トン前後まで激減してしまいました。 ハタハタ...
寒ブリの季節になりました。 春に産卵期を迎えるので、今は身に沢山栄養を付けている最中です。 こってりとした濃厚な脂の甘さと、ブリの身の柔らかい旨さが一粒で二度味わえます。 刺身など生で寒ブリの素の旨さを味わうのもよし、火を通してブリの 濃厚な旨さを引き出すのも良し。 画像出典元:http://nori18leo.coc...
日本の社会の中に馴染んでいても科学的な見方や、海外の人からは迷信と扱われ否定されていること、代表的なものは血液型による性格の分類がありますね。 根拠がないと分かっていながらも、初対面の人と思わず血液型の話になったり、性格の合う、合わないといった身の回りの人たちの血液型のカテゴリ分けを無意識のうちに行ってしまいます。 順...
アブラボウズとは全く別物の「ボウズギンポ」。 ウナギの様な細長い体形が特徴の「ゲンゲ」属の魚です。 時折獲れる程度でかなり希少性が高く、東京の市場ではまず見ません。 鱗は細かく、皮が厚いです。 身は白身でマシュマロの様に柔らかく、クセがない旨みです。 焼き物にすると外はこんがり、中はジューシーで柔らかいのが特徴です。 ...
公設市場に水揚げされたばかりの魚がぎっちり並んでいる光景は圧巻です。 時間になり、市場のダミ声の職員を取り囲むように、仲買人たちが魚を競り落としてゆく威勢のいい光景の傍ら、魚を覗き込むように観察したり、ときには持ち上げてひっくり返している人の姿が見えます。 とても魚を買いつけるような出で立ちでもなければ、狙った魚を必ず...