さかなの知識 魚と電気 その4 前回のおはなしをしたトラザメとガンギエイの餌を探求する動きの実験の続きです。 今度は寒天の中に生きたツノガレイの代わりにタラの肉片をナイロンで包み、寒天詰めにして砂に隠します。 すると今度は両者ともその真上を通ってもタラの肉片には気づきませんが、排水パイプの端になる場所の砂を突いています。 肉片のにおいが付いた水が排水... サカマ
さかなの知識 魚と電気 その3 さて前回はアフリカに棲む淡水魚、ギムナルクスは視界が悪い濁った川の中で生活しているので体には発電器と電気受容器が備わっており、電気の流れで障害物や敵などの存在をかんたんに知ることをお話ししました。 また、南米に生息するギムノタスは自分が出している電気に近い周波数の電気刺激を選別できるので、彼らはこの“放電電気”が仲間同... サカマ
さかなの知識 魚の匂い その2 さて、時折魚屋さんで“サメの肉”が陳列棚に並べられていることがありますね。 値段が安いし、厚みがある大きな肉でコスパ的に良さげと思って買ってみたものの…。 あの独特なサメ肉の後味がどうも好きになれないのです。 サメの肉は「とてもアンモニア臭い」と感じるのです。 塩コショウやショウガ、ニンニクなど香りが強いもので下拵えを... サカマ