さかなを愛でて食べる会 in 海士町

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先日、「さかなを愛でて食べる会in海士町」というイベントに参加してきました。

このイベントは、毎回ある魚種をテーマにして魚が好きな人が集まり、その姿をじっくり見たり、触ったりしながら関心を深め、そしておいしくいただくという流れで行われています。いわゆる「食育」にもつながるテーマなのですが、それよりももっと敷居が低く、「楽しい」を大切にしたイベントでした。

 

開催のきっかけは、初代「さかなメデリスト」の水島綾子さんという方と知り合ったことでした。彼女は普段は横浜でマフィンの通販サイトを運営されているのですが、地元の魚を食べたり関心を持ったりする機会を作りたいという想いでこのイベントを始められたそうです。当日の模様は水島さんのブログにも詳しく書かれていますのでそちらも見てみてください。

この日のテーマは今が旬のイカでした。

海士町で「白いか」と呼ばれるケンサキイカを愛でようというわけです。

漁師さんにお願いしてこの日のためのイカを生け簀に泳がせてもらっていて、エアーポンプ付きの発泡スチロールに入れて運搬しました。当日は小学生や中学生の参加者もいたので、活きたイカに触れてもらえてよかったです。

こちらがイカを愛でる10か条。

普段は食材としてしか見ないイカの構造や細部を見つめることで、おどろきや楽しさにつながります。参加者からは漏斗の役割や足と腕の違い、くちばしの構造や泳ぎ方など様々な質問が出ました。実際に泳いでいるイカを見ながら説明ができたので、あっというまにみんなイカ博士になりました。

実際に手で触れて吸盤のすいつきを味わったり、体表の色が変わる様子を見ることで、それがただの知識ではなく「わかる」になっていくし、島の子にはそうであってほしいと思いました。

イカをたっぷりと愛でた後は、解剖の授業。

おいしく食べるための簡単なやり方を地元の飲み屋の調理人が丁寧に教えてくれました。

そしてお待ちかねの夕食タイム。白いかの刺身、ゲソを湯がいたもの、マリネの他、地元の野菜を使ったサラダやレンコ鯛のブイヤベース風など華やかな食卓となりました。

 

このイベントを通じて、「地産地消」や「食育」などの良いことを正面から推し進めるのではなく、「おいしい」や「楽しい」を通じてじわじわと浸透させていくことが結果として人に伝わっていくのではないかなーと思いました。そしていつもとは違う角度の「魚好き」の人たちに出会うことができました。やっぱり「魚」はもっと人を幸せにできる、そんな思いを強くしたイベントでした。

 

第2回、さかなメデリストin海士町を楽しみにしています。

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この記事の著者

藤澤 裕介

大学を卒業後、出版社に勤務し数々のベストセラーに関わる。2010年に海士町に移住し、 漁協の職員としてのキャリアをスタート。地域で暮らしながら持続可能な漁業のあり方を 模索している。(1979年生まれ/横浜市出身)

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