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	<title>種苗 - 魚の総合メディア | サカマ図鑑</title>
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	<description>魚に関することいろいろ</description>
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	<title>種苗 - 魚の総合メディア | サカマ図鑑</title>
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		<title>魚の初期種苗生産で大切なこと…仔魚の離乳食　その３</title>
		<link>https://blog.sakama.tokyo/archives/1005</link>
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		<dc:creator><![CDATA[サカマ]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 05 Nov 2015 09:24:42 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[さかなの豆知識]]></category>
		<category><![CDATA[連載記事]]></category>
		<category><![CDATA[種苗]]></category>
		<category><![CDATA[種苗生産]]></category>
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					<description><![CDATA[さて、前回では種苗生産に於いて、ふ化したばかりの仔魚の離乳食となる「シオミズツボワムシ」の培養について綴りました。 ワムシは種苗生産中では常に培養を続ける必要があります。 培養方法は何通りかあり、その種苗生産期間で最も適した手法が取られてい…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-size: medium;"><br />
さて、前回では種苗生産に於いて、ふ化したばかりの仔魚の離乳食となる「シオミズツボワムシ」の培養について綴りました。<br />
ワムシは種苗生産中では常に培養を続ける必要があります。<br />
培養方法は何通りかあり、その種苗生産期間で最も適した手法が取られています。※１<br />
<a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/11/11.jpg"><img decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/11/11.jpg" alt="1" width="256" height="192" class="alignleft size-full wp-image-1006" /></a></span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>オーソドックスな手法は「植え継培養」といい、培養水槽に海水を張り培養液とワムシを入れて、エアホースで培養液を通気と循環させることで、ワムシを増殖させます。<br />
仔魚の摂餌の際に培養して増殖したワムシを全て回収します。<br />
簡単な手法ですが、ワムシの餌の食べ残しや排泄物で培養液が汚れやすいので、培養期間は短期間です。<br />
そのため、ワムシを回収した水槽は洗浄して、また海水と培養液、ワムシのセットをする手間が掛かります。</p>
<p>人の手を省いて省力化した方法が「間引き式」といい、しかも植え継式よりもワムシの密度を濃くして培養ができます。<br />
給餌で使う分のワムシを回収後、引いた分の海水と培養液を継ぎ足して，ワムシ培養を継続させます。<br />
植え継式より大きな水槽を使う必要がありますが、同じ水槽で長期間の培養が可能です。</p>
<p>培養して回収したワムシはそのまま給餌には使えません。※２<br />
<a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/11/21.jpg"><img decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/11/21-300x166.jpg" alt="2" width="300" height="166" class="alignleft size-medium wp-image-1007" srcset="https://blog.sakama.tokyo/wp-content/uploads/2015/11/21-300x166.jpg 300w, https://blog.sakama.tokyo/wp-content/uploads/2015/11/21.jpg 507w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a></p>
<p>ワムシに栄養強化を図ることで、仔魚にも栄養を与えることが重要なのです。<br />
栄養強化は培養槽から回収したワムシを、別に用意した栄養強化専用の水槽に収容します。<br />
海水と、培養液が入って通気していることは培養水槽と手法が変わりませんが、培養液は栄養強化剤が投入されています。<br />
一般的にビタミンやカロチン及び、不飽和脂肪酸(EPAやDHA)を添加します。<br />
栄養強化は24時間行います。<br />
給餌の時間になると、栄養強化が済んだワムシを回収して紫外線照射海水で洗浄します。</p>
<p>ワムシを食べた仔魚は腸管にワムシが入っているのが確認できます。※３</p>
<figure id="attachment_1008" aria-describedby="caption-attachment-1008" style="width: 300px" class="wp-caption alignleft"><a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/11/32.jpg"><img fetchpriority="high" decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/11/32-300x202.jpg" alt="OLYMPUS DIGITAL CAMERA" width="300" height="202" class="size-medium wp-image-1008" srcset="https://blog.sakama.tokyo/wp-content/uploads/2015/11/32-300x202.jpg 300w, https://blog.sakama.tokyo/wp-content/uploads/2015/11/32-272x182.jpg 272w, https://blog.sakama.tokyo/wp-content/uploads/2015/11/32.jpg 412w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a><figcaption id="caption-attachment-1008" class="wp-caption-text">OLYMPUS DIGITAL CAMERA</figcaption></figure>
<p>&nbsp;</p>
<p>毎日数回仔魚を顕微鏡で検鏡して、食事、消化状況を確認します。※４</p>
<p><a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/11/4.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/11/4.jpg" alt="4" width="283" height="213" class="alignleft size-full wp-image-1009" /></a></p>
<p>元気な仔魚はワムシをモリモリ食べて、ヒダがある腸管のなかでしっかり消化しています。<br />
しかし、ワムシに細菌がついている場合や活力がない弱った個体の場合、それを食べた仔魚が消化不良を起こすことがあります。<br />
消化不良を起こした仔魚は腸管のヒダがなくっており、腸管の中のワムシが生きている場合があります。<br />
更に、腸管や摂餌したワムシにビブリオ菌がうようよと蠢いているのが確認できます。<br />
生命力が小さい仔魚は、消化不良でも命の危険が迫ります。<br />
そのため、培養中のワムシの活力を確認することや、給餌前のワムシの殺菌は生産担当者にとって大切な業務です。</p>
<p>ワムシの培養水槽をぱっと見て、活力があるワムシが高密度で培養されているときは、エアレーションで撹拌された培養液には大きな泡が沢山たっており、培養液の色が薄くなっています。<br />
一方、生息環境の悪化でワムシが弱ったりして、個体数が減っている水槽は培養液の色が濃く、泡立ちも殆どありません。</p>
<p>種苗生産初期にワムシがなくなることは致命的なことで、それを防ぐため常にワムシの培養の種を保存して給餌数以上のワムシを確保しています。<br />
しかし、それでも仔魚の成長が早く摂餌量が急激に増えるなど、給餌用ワムシが不足することがあります。<br />
そのときは近隣の種苗生産期間にワムシを融通してもらうことがあります。<br />
生きたワムシを輸送する方法も確立されています。</p>
<p><cite><a href="http://www.osaka.zaq.jp/saibaigyogyo/kannai/wamushi.html" target="memo" rel="noopener">※1画像出典元：http://www.osaka.zaq.jp/saibaigyogyo/kannai/wamushi.html</a></cite><br />
<cite><a href="http://ncse.fra.affrc.go.jp/15kouza/15kouza_w09.html" target="memo" rel="noopener">※2画像出典元：http://ncse.fra.affrc.go.jp/15kouza/15kouza_w09.html</a></cite><br />
<cite><a href="http://blog.goo.ne.jp/kanagawa-sfa/e/694aac1e8cc8817e6230c3a3cf909b9a" target="memo" rel="noopener">※3画像出典元：http://blog.goo.ne.jp/kanagawa-sfa/e/694aac1e8cc8817e6230c3a3cf909b9a</a></cite><br />
<cite><a href="http://ncse.fra.affrc.go.jp/14nikki/200802.html" target="memo" rel="noopener">※4画像出典元：http://ncse.fra.affrc.go.jp/14nikki/200802.html</a></cite></p>
<p>&nbsp;</p>
<p style="text-align: left;"><a href="https://sakama.tokyo/blog/archives/987">&lt;その2</a></p>
<p style="text-align: right;"><a href="https://sakama.tokyo/blog/archives/1019">その4&gt;</a></p>
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		<title>魚の初期種苗生産で大切なこと…仔魚の離乳食 その１</title>
		<link>https://blog.sakama.tokyo/archives/981</link>
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		<dc:creator><![CDATA[サカマ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 31 Oct 2015 09:49:48 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[さかなの豆知識]]></category>
		<category><![CDATA[連載記事]]></category>
		<category><![CDATA[種苗]]></category>
		<category><![CDATA[種苗生産]]></category>
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					<description><![CDATA[全国津々浦々に、魚の人工種苗施設が存在します。 産卵した卵の受精、ふ化、そして仔魚飼育…現在、全て人の手に委ねた魚類や貝類、甲殻類の生産技術が確立しており、安定した種苗生産が可能になりました。 産卵した卵からふ化した仔魚は成長して養殖の商品…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-size: medium;"><br />
全国津々浦々に、魚の人工種苗施設が存在します。<br />
産卵した卵の受精、ふ化、そして仔魚飼育…現在、全て人の手に委ねた魚類や貝類、甲殻類の生産技術が確立しており、安定した種苗生産が可能になりました。<br />
産卵した卵からふ化した仔魚は成長して養殖の商品サイズになるまで、もしくは公益事業で海に放流するサイズまで育てるまでの間、魚の数が減耗することは宿命です。</span></p>
<p>自然減耗率であれば、培ってきたデータの分析で概ね解るでしょう。<br />
仔魚の最適なふ化率や生まれたての仔魚にストレスのかからない水温帯や水質、仔魚が口を開けて最初に食べる餌、餌投与開始後の水質モニターや仔魚の挙動や消化の観察、仔魚の生息数計数を常に行い体長の測定、仔魚が成長して次のステージに移るときの餌の切り替えなど、常に観察を行いながら効率的な手法で生産を進めます。</p>
<p>常に種苗の飼育では細かい些細なことにまで気を使うことが求められます。<br />
飼育で使う水槽や資材の殺菌や洗浄、施設入り口に設けられた消毒水を入れた容器で長靴の洗浄を必ず行う、手洗いをする、関係者以外の立ち入りを禁止するなど生産者自身に対しても徹底します。<br />
外部から疾病の原因になるものを防ぐことが一番重要なのです。</p>
<p>しかし、どうしても仔魚の調子がおかしくなることがあります。<br />
ビブリオ菌による消化不良、ある程度成長したところで始まる共食い、表皮に付く細菌など病気による減耗や原因不明の減耗は発生します。<br />
そのリスクを最小限にするために、初期餌料の洗浄や、ろ過や紫外線照射を行った雑菌が混じらない海水で飼育、飼育密度の調整など最大限の対策を持って種苗を育てます。</p>
<p>不幸にしてウィルス蔓延など予期しえぬ病気による大量へい死が発生すると、打つ手がなく生産を中断して施設全ての殺菌を行わなければなりません。<br />
生産のやり直しや他の種苗生産施設から融通をしてもらうなど、手間と時間、そしてコストが重くのしかかります。<br />
問題はそれだけではありません。<br />
ウィルスは伝播力が強く、他の健全な魚にも大きな影響を与えます。<br />
また、ウィルスを持ったまま外洋に放流した場合、海にいる他の魚を汚染することになりかねません。<br />
また、養殖でウィルスを含有したままの商品を市場に出したとしたら、食の安全が消費者に担保できなくなりブランドの失墜、行政罰や民事訴訟という非常に厳しい結果が待ち受けています。</p>
<p>ウィルスをはじめ様々な疾病を防ぐため、魚病の対策機関が国や都道府県の水産試験場に設けられており、常に疾病の研究が続けられております。<br />
また養殖活動がさかんな漁協などでは、独自の疾病対策部門を設けており、常に生産している魚をサンプリングして緻密な観察や、疾病防止のための環境づくりや餌の開発を行っています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p style="text-align: right;"><a href="https://sakama.tokyo/blog/archives/987">魚の初期種苗生産で大切なこと…仔魚の離乳食　その２</a></p>
<p>&nbsp;</p>
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