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	<title>栽培漁業 - 魚の総合メディア | サカマ図鑑</title>
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	<description>魚に関することいろいろ</description>
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	<title>栽培漁業 - 魚の総合メディア | サカマ図鑑</title>
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	<item>
		<title>魚の遺伝子見地から考察した放流事業</title>
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		<dc:creator><![CDATA[サカマ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 18 Dec 2015 09:07:18 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[さかなと地球環境]]></category>
		<category><![CDATA[栽培漁業]]></category>
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					<description><![CDATA[日本の社会の中に馴染んでいても科学的な見方や、海外の人からは迷信と扱われ否定されていること、代表的なものは血液型による性格の分類がありますね。 根拠がないと分かっていながらも、初対面の人と思わず血液型の話になったり、性格の合う、合わないとい…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-size: medium;"><br />
日本の社会の中に馴染んでいても科学的な見方や、海外の人からは迷信と扱われ否定されていること、代表的なものは血液型による性格の分類がありますね。<br />
根拠がないと分かっていながらも、初対面の人と思わず血液型の話になったり、性格の合う、合わないといった身の回りの人たちの血液型のカテゴリ分けを無意識のうちに行ってしまいます。<br />
順序比べやカテゴリ分けが大好きな日本人にとって、この血液型性格分類というのは最も分かり易く受け入れられるバロメータでしょうか。</span></p>
<p>人に限らず、地球の全ての生き物は親から遺伝子情報を受け取り、また子孫へと受け渡してゆくことで繁栄が続きます。<br />
先日、栽培漁業で育てた放流魚がどれ程水揚げされるのか調べる「放流効果調査」について綴りました。<br />
私が在籍していた栽培漁業機関では、マダイを県内数十カ所の漁港付近の海で毎年85万尾を放流することはお話しました。</p>
<p>栽培漁業の「つくり育てる漁業」の大切さはもう皆さんご存知と思いますが、栽培漁業を実践するにあたり考慮しなければならないリスクがあります。<br />
天然魚は自らの能動的な産卵活動を経て生まれ育ち、生活史としてのサイクルが出来上がっています。<br />
そして様々な親から生まれているので、個体によって遺伝情報が変わっています。<br />
これを「遺伝子多様性」がある状態といいます。</p>
<p>一方、種苗生産機関の放流魚は少数の親から生まれたことが最大の特徴、つまり兄弟姉妹が多いということは全て遺伝情報がほぼそっくりということが挙げられます。<br />
つまり、「遺伝子多様性」が乏しい状態です。<br />
ここで懸念されることは、大量に放流された種苗が成長して自然界で育った個体と交配することで、もとから生息している魚の個体群の遺伝子が攪乱され「遺伝子多様性」が阻害されることです。</p>
<p>遺伝子多様性が阻害されるという事例として、例えば種苗生産機関で産卵に用いられた母体に、ある特定のウイルスや病気に弱いといった遺伝子があったとします。<br />
当然、その遺伝子情報は母体から子供に引き継がれます。<br />
沢山の種苗が自然界に放流され、成魚になり産卵活動に参加すると相手の自然界で育った魚、あるいは同じく放流された魚と交配をして、遺伝子が次世代に引き継がれます。<br />
もし生活している海で、母体が持っていた「特定のウイルスや病気に罹りやすい」状況になったとき、その遺伝子を持っている個体群は跡形もなく姿を消してしまうことでしょう。<br />
事実、絶滅の危機を迎えている魚種は遺伝子情報が多様性に欠けています。</p>
<p>似た遺伝子情報の魚が増えること、それは種の保存や維持ができなくなる危険性につながるということです。<br />
我が国では、平成5年12月に「生物多様性条約」が発効され、平成7年と14年に生物の遺伝子多様化を保護することが閣議決定されています。<br />
全国都道府県の栽培漁業機関や行政では、放流対象魚種の遺伝子調査をはじめ遺伝子多様性を保つための種苗生産の実践をしています。</p>
<p><cite><a href="http://www.b-shoku.jp/modules/wordpress/?author=5135&amp;p=202857" target="memo" rel="noopener">画像出典元：http://www.b-shoku.jp/modules/wordpress/?author=5135&amp;p=202857</a></cite></p>
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		<item>
		<title>市場の魚を覗き込んだり、ひっくり返してみたり…これも大切な仕事です</title>
		<link>https://blog.sakama.tokyo/archives/1198</link>
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		<dc:creator><![CDATA[サカマ]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 16 Dec 2015 12:27:35 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[さかなと地球環境]]></category>
		<category><![CDATA[タイ]]></category>
		<category><![CDATA[ヒラメ]]></category>
		<category><![CDATA[栽培漁業]]></category>
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					<description><![CDATA[公設市場に水揚げされたばかりの魚がぎっちり並んでいる光景は圧巻です。 時間になり、市場のダミ声の職員を取り囲むように、仲買人たちが魚を競り落としてゆく威勢のいい光景の傍ら、魚を覗き込むように観察したり、ときには持ち上げてひっくり返している人…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-size: medium;"><br />
公設市場に水揚げされたばかりの魚がぎっちり並んでいる光景は圧巻です。<br />
時間になり、市場のダミ声の職員を取り囲むように、仲買人たちが魚を競り落としてゆく威勢のいい光景の傍ら、魚を覗き込むように観察したり、ときには持ち上げてひっくり返している人の姿が見えます。<br />
とても魚を買いつけるような出で立ちでもなければ、狙った魚を必ず競り落とす様な気合も感じられません。<br />
むしろ、競りの邪魔にならない様に小さく目立たないように観察しています。</span></p>
<p>あれあれ、今にも魚に顔がくっつくほど覗き込んでいますけど、周りの市場関係者は別に気にする訳でもありません。<br />
つぶさに魚を観察している人の目的は、何だと思いますか？<br />
この人たちは放流した魚の実証効果のデータ取りを行っているのです。<br />
県庁の水産部門、または栽培漁業公社の職員が中心になって行っています。</p>
<p>以前、「栽培漁業とは何か」ということを綴りましたが水産資源を保護しつつ、将来にわたって永続的な漁業活動が行えるように、魚を放流して水産資源を「つくり育てる漁業」を、国をはじめとした各地方公共団体が実践しています。<br />
そして主に栽培漁業公社が生産した種苗は県内の沿岸で、魚の生息環境に適した海域で放流します。<br />
放流をしてから数年経過して成魚になった魚がどれだけ水揚げされているのか、放流効果を検証することも大切な「つくり育てる漁業」なのです。<br />
私が勤めていた栽培漁業公社ではマダイとヒラメを県内各所にある数十カ所の漁港付近、または漁港沖合で毎年放流を行っていました。<br />
放流尾数はマダイ85万尾、ヒラメ50万尾という内訳です。</p>
<p>調査方法は水揚げされたマダイとヒラメを見て、放流漁を見つけるのですが毎年数十万尾も放流する魚にいちいちタグやマーカーを付ける様な作業は行っていません。<br />
しかし、天然魚と放流漁の区別は簡単に見分けることができるのです。<br />
マダイの天然魚は片側2つ縦に、両面で4つの鼻孔があるのに対して、放流漁は縦に並んでいる鼻孔が大きくひとつに繋がっています。<br />
ヒラメは裏面が真っ白なものが天然魚、大きな黒点が幾つも付いているものが放流漁です。<br />
いずれも放流漁に起きている体の変化は後天的なもので、未だ解明されていません。<br />
その日の市場に水揚げされた総数と放流漁の尾数が解れば、割合を求めることができます。</p>
<p>県内には数カ所の公設市場があるので、各々の市場に調査員が毎月データを集めてくるのです。<br />
集まったデータを元に県全体、または県内各地域の放流漁の分析を行います。<br />
データ収集の際、可能な限り魚の年齢も調べるので、どの年度に放流した魚ということも判明します。<br />
分析を進めてゆくうちに、放流漁の割合が少ないところは放流尾数が少ないことがわかりますが、やみくもに放流尾数を増やすことはしません。<br />
放流は国費や県費など税金が中心で行っている事業ですから、根拠もなく事業拡大をするのは税金の無駄遣いになってしまいます。<br />
そんな状況のときは、放流尾数を増やすことも選択肢に置きつつ、放流場所の再選定や、海域の魚が生活しやすい場所を探すということをするのです。</p>
<p>逆もまた然りで、放流漁が多いということは元からいる天然魚と競合していることが考えられます。</p>
<p>集まったデータは雄弁に放流効果を語ります。<br />
「つくり育てる漁業」とは、適切で効率的、そして効果のある放流を常に行うようにしなければならないのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
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		<item>
		<title>アワビ・トコブシ種苗生産…放流、自然界へ放ちます　(その７)</title>
		<link>https://blog.sakama.tokyo/archives/758</link>
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		<dc:creator><![CDATA[サカマ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 04 Sep 2015 12:21:25 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[漁法紹介]]></category>
		<category><![CDATA[連載記事]]></category>
		<category><![CDATA[アワビ]]></category>
		<category><![CDATA[トコブシ]]></category>
		<category><![CDATA[栽培漁業]]></category>
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					<description><![CDATA[放流前日に種苗は野菜ネットに種苗を小分けして、野菜バスケットの中に入れて水槽に安置します。※１ &#160; 小分けする理由は運搬の効率化以外に、種苗受け入れ先は放流場所を数か所に分けて行うからです。 翌日の早朝に受け入れ先がチャーターした…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-size: medium;"><br />
放流前日に種苗は野菜ネットに種苗を小分けして、野菜バスケットの中に入れて水槽に安置します。※１<br />
<a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No12_1.jpg"><img decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No12_1-150x150.jpg" width="150" height="150" class="alignleft size-thumbnail wp-image-760" /></a></span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>小分けする理由は運搬の効率化以外に、種苗受け入れ先は放流場所を数か所に分けて行うからです。<br />
翌日の早朝に受け入れ先がチャーターした漁船が到着するので、海水が張っている魚槽に種苗を小分けした野菜かごを入れ込んで出荷します。<br />
この放流は市町村もしくは県の漁業振興事業の一環で行うため、行政の放流立会人が必要になります。<br />
大体、生産事業所か自治体職員が立会人として漁船に乗り込み、日付と放流内容が記入している板と放流の状況の撮影を行います。※２<br />
<a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No12_2.jpg"><img decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No12_2-150x150.jpg" alt="No12_2" width="150" height="150" class="alignleft size-thumbnail wp-image-763" /></a></p>
<p>遠隔地の場合は航空機で種苗を送る方法があります。<br />
無水状態にした種苗をビニール袋に入れて酸素を充填します。<br />
そのビニール袋を冷却用の氷と共に発泡スチロール箱に入れます。<br />
宅配便では当日放流が出来ないので空港の貨物受付に持ち込み、予め手配している便に乗せる様手続きをします。<br />
到着空港では受け入れ先の関係者が待機しており、航空機が到着して種苗を受け取った後、直ちに放流場所へ向かいます。<br />
無水状態の輸送は概ね6時間以内を目安にしています。<br />
無水状態の試験を行ったことがありますが、貝は、水切り、酸素充填、冷却の処置をしっかり施していれば、12時間経過しても全く活力に問題がありません。<br />
しかし、24時間を経過すると死亡している個体も見られました。</p>
<p>放流個所は岩場が主ですが、漁協などが浅瀬の岩場にアワビやトコブシが生活できる造成された藻場で行う場合もあります。※３<br />
<a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No12_3.jpg"><img decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No12_3-150x150.jpg" alt="No12_3" width="150" height="150" class="alignleft size-thumbnail wp-image-764" /></a></p>
<p>貝に限らず、種苗の放流場所は非常に気を使います。<br />
魚の場合、今までの環境から大きく変わり、環境に適応できるまでパニックを起こすこともあります。<br />
また、自然界のため外敵の危機に晒されることがあるのです。<br />
昔、貝を沖合で放流したら魚が寄ってきて、水底にたどり着くまでに捕食されてしまったという、笑うに笑えない話もあったそうです。</p>
<p>自然界の海に放流して、岩の合間にすっと隠れてゆくアワビやトコブシの姿を見るのが、一番生産担当者が嬉しい瞬間です。<br />
自然界で元気に成長してほしいと願わずにはおれません。<br />
それと同時に今年も無事に種苗生産が終えたことに胸をなで下ろします。</p>
<p>カレンダーを見るともう7月、ということは次年度の種苗生産の準備に取り掛からなければなりません。</p>
<p>種苗生産は手法が確立されていても、自然と生き物が主体の仕事です。<br />
昨年は上手くいったからと思っていても、思わぬところで生存率の大幅な低下など、気を抜くことができません。<br />
しかし、そこが種苗生産の醍醐味でもあるのです。</p>
<p>7話に渡ってアワビ・トコブシの栽培漁業についてお話しいたしました。<br />
もし、アワビやトコブシを食すとき、美味しさ以外にも種苗生産に携わる人たちのことを思い出してくれたら幸いです。</p>
<p><cite><a href="http://blogs.yahoo.co.jp/tdcmiyake/28785143.html" target="memo" rel="noopener">※1画像出典元：http://blogs.yahoo.co.jp/tdcmiyake/</a></cite><br />
<cite><a href="http://atamii.jp/today/%E3%82%A2%E3%83%AF%E3%83%93%E3%81%AE%E7%A8%9A%E8%B2%9D%E3%82%92%E6%94%BE%E6%B5%81/" target="memo" rel="noopener">※2画像出典元：http://atamii.jp/today/</a></cite><br />
<cite><a href="http://www.pref.tottori.lg.jp/item/648480.htm" target="memo" rel="noopener">※3画像出典元：http://www.pref.tottori.lg.jp/</a></cite><br />
<cite><a href="http://okky49.blogspot.jp/2014/09/blog-post_16.html" target="memo" rel="noopener">トップ画像出典元：http://okky49.blogspot.jp/</a></cite></p>
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			</item>
		<item>
		<title>アワビ・トコブシ栽培漁業…放流に向けた種苗生産　(その６)</title>
		<link>https://blog.sakama.tokyo/archives/748</link>
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		<dc:creator><![CDATA[サカマ]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 03 Sep 2015 09:29:50 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[漁法紹介]]></category>
		<category><![CDATA[連載記事]]></category>
		<category><![CDATA[アワビ]]></category>
		<category><![CDATA[トコブシ]]></category>
		<category><![CDATA[栽培漁業]]></category>
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					<description><![CDATA[桜が咲く頃、すくすくと育ってきたトコブシの稚貝は食欲が旺盛で、配合飼料を残さず食べます。 この頃になると、かなり大きさに個体差が出てきます。 同じ時期の採卵の種苗でも、最少6ミリ、最大23ミリとかなり大きさにばらつきがあるのです。 なるべく…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-size: medium;"><br />
桜が咲く頃、すくすくと育ってきたトコブシの稚貝は食欲が旺盛で、配合飼料を残さず食べます。<br />
この頃になると、かなり大きさに個体差が出てきます。<br />
同じ時期の採卵の種苗でも、最少6ミリ、最大23ミリとかなり大きさにばらつきがあるのです。<br />
なるべくなら放流時までに大きさの個体差を解消して、小さい個体は早く成長させたいところです。<br />
そのため、稚貝の大きさごとに選別をして飼育密度の調整を行います。※１<br />
<a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No11_1.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No11_1-150x150.jpg" alt="No11_1" width="150" height="150" class="alignleft size-thumbnail wp-image-751" /></a></span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>波板剥離と同様、麻酔を含んだ海水を張った水槽にシェルターごと投入して、麻酔が効いてシェルターから剥がれた稚貝を中・小2種類の目合いの篩にかけることで、大・中・小の三種類に選別します。<br />
選別作業は手をずっと振り続けますので、かなりの重労働です。<br />
現場作業員に選別作業を行うスケジュールを発表したら、あからさまに嫌な顔をする人がいるとか、いないとか…。<br />
私が在籍していた事業場では篩を振る自動選別機という機械を導入していましたので、その労力はかからず、手で振るよりも大幅に作業時間の短縮が達成できました。※２<br />
<a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No11_2.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No11_2-150x150.jpg" alt="No11_2" width="150" height="150" class="alignleft size-thumbnail wp-image-752" /></a></p>
<p>この作業の際には重量計量を行うことで、飼育している個数のおおよその数が判明できます。<br />
選別後、シェルターを敷き詰めた飼育水槽に戻しますが、シェルター一枚当たりの飼育密度を薄くして広い育成環境を作ります。※３<br />
<a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No11_3.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No11_3-150x150.jpg" alt="No11_3" width="150" height="150" class="alignleft size-thumbnail wp-image-753" /></a></p>
<p>ゴールデンウィークが過ぎた5月、育ちが速い稚貝は放流サイズの25ミリ以上に成長しています。<br />
トコブシ以外のクロ・メガイ・マダカアワビ稚貝の飼育で、一番気を付けなければならない時期に入ります。<br />
上記アワビのみ筋萎縮症により大量死亡する事例が報告されています。<br />
ウィルス・この時期の海水水温で生じる菌などが疑われていますが、未だ原因の解明ははっきりとされておらず、不明な部分も多いのです。<br />
そのためアワビ種苗生産は一貫して生海水の使用は控え、ろ過海水や殺菌海水を使用しています。※４<br />
<a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No11_4.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No11_4-150x150.jpg" alt="No11_4" width="150" height="150" class="alignleft size-thumbnail wp-image-754" /></a></p>
<p>トコブシはその症例報告がされていないので、ふ化直後以外は生海水のみで生産しています。(註：私が退職後施設更新によりトコブシもろ過海水で飼育しているとのこと)</p>
<p>梅雨が過ぎ夏に入ると、そろそろ放流の準備に入ります。<br />
放流する市町村自治体や漁協の種苗受け入れ先、放流種苗数は種苗生産が始まる前に決定しています。<br />
種苗受け入れ先と連絡をして放流日を確定します。<br />
夏場の放流は台風が発生しやすいので、常に天気図とにらめっこです。<br />
放流日が強風で波が高い場合は順延します。<br />
作業の安全が第一ですが、せっかく愛情込めて育てた種苗が波にさらわれたら元も子もありません。</p>
<p><cite><a href="http://kaiji-suisan.jp/awabi/seisan3.htm" target="memo" rel="noopener">※1画像出典元：http://kaiji-suisan.jp/awabi/</a></cite><br />
<cite><a href="http://akitasaibai.com/archives/%E3%82%A2%E3%83%AF%E3%83%93%E7%A8%AE%E8%8B%97%E7%94%9F%E7%94%A3%E6%96%BD%E8%A8%AD.html" target="memo" rel="noopener">※3画像出典元：http://akitasaibai.com/</a></cite><br />
<cite><a href="http://member.fukunet.or.jp/coshin/service_1.html" target="memo" rel="noopener">※4画像出典元：http://member.fukunet.or.jp/coshin/service_1.html</a></cite><br />
<cite><a href="http://www.nagi.org/diary/?date=20100327" target="memo" rel="noopener">トップ画像出典元：http://www.nagi.org/diary/?date=20100327</a></cite></p>
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			</item>
		<item>
		<title>アワビ・トコブシ栽培漁業…初期飼育から中間飼育　　(その５)</title>
		<link>https://blog.sakama.tokyo/archives/738</link>
					<comments>https://blog.sakama.tokyo/archives/738#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[サカマ]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 02 Sep 2015 10:57:34 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[漁法紹介]]></category>
		<category><![CDATA[連載記事]]></category>
		<category><![CDATA[アワビ]]></category>
		<category><![CDATA[トコブシ]]></category>
		<category><![CDATA[栽培漁業]]></category>
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					<description><![CDATA[前回は幼生のふ化から摂餌開始までのお話でした。 稚貝が波板に付着している珪藻を食べる量は、成長するにつれて比例します。 飼育中は常に海水をかけ流しているので波板に珪藻が付きますが、次第に稚貝の摂餌量に追い付かなくなってきます。 少し気を抜い…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-size: medium;"><br />
前回は幼生のふ化から摂餌開始までのお話でした。</span></p>
<p>稚貝が波板に付着している珪藻を食べる量は、成長するにつれて比例します。<br />
飼育中は常に海水をかけ流しているので波板に珪藻が付きますが、次第に稚貝の摂餌量に追い付かなくなってきます。</p>
<p>少し気を抜いた瞬間に、波板に付着していた珪藻が全てなくなり、つんつるてんという事態が発生することが多々あります。<br />
生産担当者が出勤して水槽を観察したとき、この状態の波板を見ると非常に青ざめます。<br />
慢性的に餌が不足すると成長不足は勿論、最悪餓死してしまいます。<br />
日々常に観察を続け、餌が不足しそうな場合は予備で珪藻付けしたカセットを差し込み、餌のある波板へ稚貝を誘導します。※１<br />
<a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No10_1.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No10_1-150x150.jpg" alt="No10_1" width="150" height="150" class="alignleft size-thumbnail wp-image-741" /></a></p>
<p>波板に付着したときはゴマ粒ほどの大きさだった幼生が、ふ化後2か月を経過すると5ミリ以上に成長して、小さいながらも成貝と同じ体の構造になります。※２<br />
<a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No10_2.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No10_2-150x150.jpg" alt="No10_2" width="150" height="150" class="alignleft size-thumbnail wp-image-742" /></a></p>
<p>稚貝が匍匐して、珪藻を舐めながら摂餌していることを観察できます。<br />
毎週稚貝の殻長を測定しますが、この頃になると個体間の成長差が見られます。<br />
この成長差は波板に付着している貝の密度、摂餌量で生じます。<br />
飼育後3か月を経過すると平均殻長は7ミリ、大きい個体は1センチまで達しています。</p>
<p>この時期を目安に波板から貝を剥離して、平面飼育に切り替わります。<br />
麻酔(安全のため食用添加アルコール)が添加された海水を張った水槽に、稚貝が付着した波板カセットを投入します。※３<br />
<a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No10_3.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No10_3-150x150.jpg" width="150" height="150" class="alignleft size-thumbnail wp-image-743" /></a></p>
<p>麻酔が効いた稚貝は波板から剥がれます。</p>
<p>剥がれた稚貝は、500×1000ミリくらいの大きさの「シェルター」と呼ばれる吸着器を敷き詰めた水槽に戻します。※4<br />
<a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No10_4.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No10_4-150x150.jpg" alt="OLYMPUS DIGITAL CAMERA" width="150" height="150" class="alignleft size-thumbnail wp-image-744" /></a></p>
<p>シェルターとは大型の山が折り込んでいる黒いプラスチック板で、夜行性のトコブシは日中、シェルターの内側に潜っています。<br />
麻酔から覚めた稚貝は、シェルターの内側へ素早く潜り込みます。</p>
<p>この状態が「平面飼育」と呼ばれる状態です。<br />
平面飼育に切り替わると、餌は配合飼料を与え、夕方になったらシェルターの上部に配合飼料を撒きます。※５<br />
<a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No10_5.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No10_5-150x150.jpg" alt="No10_5" width="150" height="150" class="alignleft size-thumbnail wp-image-745" /></a></p>
<p>夜間、水槽を観察するとシェルターの内側から出てきた多数の稚貝が摂餌しています。</p>
<p>シェルターの上の食べ残しなど摂餌状況や、稚貝の活力を観察することが大変重要になります。<br />
平面飼育になると、疾病などの理由以外で歩留まりが急激に落ちることがなくなるので、生産担当者が少し安心できる瞬間です。<br />
冬場は海水温が低いので摂餌量が落ちますが、春先が近づくにつれ海水温が上がると再び稚貝の摂餌量が増加します。</p>
<p><cite><a href="http://blog.goo.ne.jp/kanagawa-sfa/e/2fd424936b3dbe1cc236bc11f1db7c1c" target="memo" rel="noopener">※1画像出典元：http://blog.goo.ne.jp/kanagawa-sfa/e/</a></cite><br />
<cite><a href="http://blog.goo.ne.jp/kanagawa-sfa/e/2fd424936b3dbe1cc236bc11f1db7c1c" target="memo" rel="noopener">※2画像出典元：http://blog.goo.ne.jp/kanagawa-sfa/e/</a></cite><br />
<cite><a href="http://blog.goo.ne.jp/kanagawa-sfa/e/4b2cc0e2292bdb63ce82625204efe433" target="memo" rel="noopener">※3画像出典元：http://blog.goo.ne.jp/kanagawa-sfa/e/</a></cite><br />
<cite><a href="http://blog.goo.ne.jp/kanagawa-sfa/e/7d462c6754491e5e4e3fc249abaf555d" target="memo" rel="noopener">※4画像出典元：http://blog.goo.ne.jp/kanagawa-sfa/e/</a></cite><br />
<cite><a href="http://ebitabreed.com/?p=972" target="memo" rel="noopener">※5画像出典元：http://ebitabreed.com/</a></cite><br />
<cite><a href="http://d.hatena.ne.jp/teitarakuen/20150131/p1" target="memo" rel="noopener">トップ画像出典元：http://d.hatena.ne.jp/teitarakuen/</a></cite></p>
<p>&nbsp;</p>
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		<item>
		<title>アワビ・トコブシの栽培漁業…さあ、採卵です！　　(その４)</title>
		<link>https://blog.sakama.tokyo/archives/726</link>
					<comments>https://blog.sakama.tokyo/archives/726#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[サカマ]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 01 Sep 2015 12:39:47 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[漁法紹介]]></category>
		<category><![CDATA[連載記事]]></category>
		<category><![CDATA[アワビ]]></category>
		<category><![CDATA[トコブシ]]></category>
		<category><![CDATA[栽培漁業]]></category>
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					<description><![CDATA[9月になるといよいよトコブシの採卵を開始します。 トコブシの初期飼育で最も適した水温は25℃以上30℃未満であり、この水温帯は9月だからです。 卵巣・精巣がしっかり膨らんだ親貝を採卵で使用します。※1 オス、メスと別々の水槽に入れて遮光をし…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-size: medium;"><br />
9月になるといよいよトコブシの採卵を開始します。<br />
トコブシの初期飼育で最も適した水温は25℃以上30℃未満であり、この水温帯は9月だからです。</span></p>
<p>卵巣・精巣がしっかり膨らんだ親貝を採卵で使用します。※1<br />
<a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No09_1.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No09_1-150x150.jpg" alt="" width="150" height="150" class="alignleft size-thumbnail wp-image-730" /></a></p>
<p>オス、メスと別々の水槽に入れて遮光をして、紫外線で照射された海水をかけ流します。<br />
紫外線照射海水がアワビ・トコブシの採卵で刺激になると言われていますが、その正確な理由についてはまだ明らかになっていません。<br />
どうやら、たまたま紫外線海水を注入したら放卵したということらしいですが…。<br />
また、水温をヒーターで入り切りして(25～30℃の範囲内)水温による刺激を併せて行います。</p>
<p>傾向としてオスの放精がメスの放卵よりも先に見られます。<br />
メスの放卵が確認されたら、放卵した卵を30リットルの水槽に回収・収容します。<br />
卵をかけ流した海水で洗浄しながら、卵の数を計数します。<br />
計数方法は30リットルの水槽を軽くかき回して均等に卵が水槽内にある状態で、スポイトで10㏄抜き取り、抜き取った中でどれだけ卵が存在するか数えます。<br />
10㏄中の卵の個数がわかれば、30リットル中卵は幾つあるのか求めることができます。</p>
<p>そして、オスの水槽の精子の濃さを濁度計で計測します。<br />
濁度計で出た数字を元に、卵に受精する精子量を求めます。<br />
投入量が決まると精子の入った海水を、卵を収容した水槽に注入します。<br />
これで受精が完了です。<br />
受精後しばらくしたのちに、顕微鏡で受精卵の確認をします。※２<br />
<a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No09_2.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No09_2-150x150.jpg" alt="No09_2" width="150" height="150" class="alignleft size-thumbnail wp-image-731" /></a></p>
<p>卵割が進んでいる卵を計数して受精率を求めます。</p>
<p>受精後、概ね8時間後には幼生がふ化をします。※３<br />
<a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No09_3.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No09_3-150x150.jpg" alt="No09_3" width="150" height="150" class="alignleft size-thumbnail wp-image-732" /></a></p>
<p>ふ化したての幼生は「トロコフォア幼生」といい、プランクトンのような形状になります。<br />
その後2日程で「ベリジャー幼生」になり、最も巻貝らしい形をしています。※４<br />
<a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No09_4.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No09_4-150x150.jpg" alt="" width="150" height="150" class="alignleft size-thumbnail wp-image-733" /></a></p>
<p>ベリジャー幼生は小さなタワシのような形の足を持ち、足を高速で回転しながら水槽内を泳ぎます。</p>
<p>ちなみに自然界では台風など海が荒れている日に貝が放精、放卵します。<br />
受精してふ化した幼生は海中を漂いながら、餌がある藻場にたどり着きます。</p>
<p>ふ化したベリジャー幼生を計数後、初期飼育が始まります。<br />
珪藻付けした波板カセットが設置されている屋外の水槽に幼生を移します。<br />
移された幼生は漂いながら餌がある波板に付着します。<br />
波板に付着している珪藻を摂餌し始めると、幼生の形状が変わってきて段々扁平になり、アワビ種独特の形になってきます。※５<br />
<a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No09_5.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/09/No09_5-150x150.jpg" alt="" width="150" height="150" class="alignleft size-thumbnail wp-image-734" /></a></p>
<p><cite><a href="http://blog.goo.ne.jp/kanagawa-sfa/e/ce2f9b4d55a726b9ea3b4863b0474569 target=memo&gt;※1画像出典元：http://blog.goo.ne.jp/kanagawa-sfa/e/&lt;/A&gt;&lt;/cite&gt; &lt;cite&gt;&lt;A href=" http:="" blog="" goo="" ne="" jp="" kanagawa-sfa="" e="" target="memo" rel="noopener">※2画像出典元：http://blog.goo.ne.jp/kanagawa-sfa/e/</a></cite><br />
<cite><a href="http://www.agri-kanagawa.jp/suisoken/mailmag/pic_019_2.html" target="memo" rel="noopener">※3画像出典元：http://www.agri-kanagawa.jp/suisoken/mailmag/</a></cite><br />
<cite><a href="http://is2.sss.fukushima-u.ac.jp/fks-db/pic/43711.001/43711.001.00002.html" target="memo" rel="noopener">※4画像出典元：http://is2.sss.fukushima-u.ac.jp/fks-db/pic/</a></cite><br />
<cite><a href="http://blog.goo.ne.jp/kanagawa-sfa/c/9e916b91974da9fb8134907cfbc582a9/10" target="memo" rel="noopener">※5画像出典元：http://blog.goo.ne.jp/kanagawa-sfa/c/</a></cite><br />
<cite><a href="http://kaisenkura.com/archives/917" target="memo" rel="noopener">トップ画像出典元：http://kaisenkura.com/archives/</a></cite></p>
]]></content:encoded>
					
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		<item>
		<title>アワビ・トコブシの栽培漁業…色んな道具が必要です　(その３)</title>
		<link>https://blog.sakama.tokyo/archives/701</link>
					<comments>https://blog.sakama.tokyo/archives/701#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[サカマ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 29 Aug 2015 13:38:06 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[漁法紹介]]></category>
		<category><![CDATA[連載記事]]></category>
		<category><![CDATA[栽培漁業]]></category>
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					<description><![CDATA[前回では採卵で使用する親貝の買い付けをして漁船などで運搬する話でした。 ところで日本全国の水産試験場や栽培漁業センターは必ず海岸沿いにあります。 最大の理由は、飼育で利用する海水を常に供給できるからです。 施設によっては事業場の沖合に生け簀…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-size: medium;"><br />
<a href="/blog/archives/690">前回</a>では採卵で使用する親貝の買い付けをして漁船などで運搬する話でした。</span></p>
<p>ところで日本全国の水産試験場や栽培漁業センターは必ず海岸沿いにあります。<br />
最大の理由は、飼育で利用する海水を常に供給できるからです。<br />
施設によっては事業場の沖合に生け簀を作り、そこで飼育をしているケースもあります。</p>
<p>沖合に取水口を設け、取り込まれた海水はポンプでくみ上げられて、場内の様々な施設に行き届いています。<br />
また初期飼育がセンシティブな魚種を飼育する施設には、砂利やアンスラサイトというろ過材を通したろ過水の利用や、紫外線を照射して殺菌された海水が利用されています。<br />
他に、放流や母体となる魚介類の買い付けなど漁船による運搬ができる利点もあります。</p>
<p>漁船で運搬されて、無事に事業場に到着したトコブシ親貝は、日が差さない涼しい場所に設置されている水槽で畜養をします。<br />
餌は昆布かワカメを与えます。<br />
夏が近づくにつれて、水温が上がると摂餌量が急激に増えだします。<br />
餌の量や食べ残し、活力や肉の付き具合など日々観察を続けます。</p>
<p>そして、親貝の飼育管理をしながら進める作業が幾つかあります。<br />
採卵してふ化した稚貝を飼育する水槽の準備です。<br />
初期飼育にあたり、昆布など大きな繊維の餌が食べられない稚貝は目に見えない小さな珪藻（ケイソウ）を主食にします。<br />
その珪藻の準備をしなければなりません。</p>
<p>珪藻は45センチほどのトタン状のポリカーボネイト波板に付着させます。※１<br />
<a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/08/No8_1.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignleft size-thumbnail wp-image-703" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/08/No8_1-150x150.jpg" alt="No8_1" width="150" height="150" /></a></p>
<p>貝の生産量によりますが、数千枚規模の波板を必要とします。<br />
ポリカーボネイト波板は10枚ワンセットを1ロットにして、必要数量プラス予備分作成をします。※２<br />
<a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/08/No8_2.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignleft size-thumbnail wp-image-704" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/08/No8_2-150x150.jpg" alt="No8_2" width="150" height="150" /></a></p>
<p>この作業は採卵の二か月前、真夏に行います。<br />
蝉の音を聞きながらこの作業をしていると、トコブシ種苗生産が本格的に始まることに気が引き締まる思いです。</p>
<p>作成したポリカーボネイト波板のロットは屋外の大型水槽に集約されます。<br />
水槽の上に日の光を65％遮光できる遮光幕を被せ、大型水槽へ海水を2週間以上に渡ってかけ流します。※3<br />
<a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/08/No8_3.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/08/No8_3-150x150.jpg" alt="No8_3" width="150" height="150" class="alignleft size-thumbnail wp-image-705" /></a></p>
<p>遮光幕が必要な理由、日の光をダイレクトに受けながら海水をかけ流していると、波板上部に大型の藻草が付着します。<br />
大型の藻草は初期飼育の稚貝が食べられない餌であり、それ以外にもこの藻草によって波板下部に日の光が当たらなくなり珪藻の付着にムラができてしまいます。<br />
そのため、遮光幕で日の光が入る量をコントロールします。</p>
<p>海水のかけ流しを始めてから一週間ほどで、波板に薄っすらと珪藻が付着しているのが確認できます。<br />
二週間をすぎるとしっかり茶色に変色をしており、顕微鏡で観察すると様々な種類の小型珪藻が付着していることが確認できます。<br />
アワビやトコブシが好んで食べる珪藻はウルベラと呼ばれるものです。※４<br />
<a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/08/No8_4.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/08/No8_4.jpg" alt="No8_4" width="145" height="145" class="alignleft size-full wp-image-706" /></a></p>
<p><cite><a href="http://blog.goo.ne.jp/kanagawa-sfa/e/4b2cc0e2292bdb63ce82625204efe433" target="memo" rel="noopener">※１画像出典元：http://blog.goo.ne.jp/kanagawa-sfa/</a></cite><br />
<cite><a href="http://blog.goo.ne.jp/kanagawa-sfa/e/2026369c4d433248a2c745ba5a1e6369" target="memo" rel="noopener">※２画像出典元：http://blog.goo.ne.jp/kanagawa-sfa/</a></cite><br />
<cite><a href="http://blogs.yahoo.co.jp/isyuudannji/35470270.html" target="memo" rel="noopener">※３画像出典元：http://blogs.yahoo.co.jp/isyuudannji/</a></cite><br />
<cite><a href="https://www.kahaku.go.jp/special/past/bisyoso/ipix/mo/4/4_1.html" target="memo" rel="noopener">※４画像出典元：https://www.kahaku.go.jp/</a></cite><br />
<cite><a href="http://tsukiyonobanni.at.webry.info/200707/article_7.html" target="memo" rel="noopener">トップ画像出典元：http://tsukiyonobanni.at.webry.info/</a></cite></p>
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		<item>
		<title>アワビ・トコブシの栽培漁業…採卵の前の準備　　(その２)</title>
		<link>https://blog.sakama.tokyo/archives/690</link>
					<comments>https://blog.sakama.tokyo/archives/690#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[サカマ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 28 Aug 2015 08:50:44 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[さかなの豆知識]]></category>
		<category><![CDATA[アワビ]]></category>
		<category><![CDATA[トコブシ]]></category>
		<category><![CDATA[栽培漁業]]></category>
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					<description><![CDATA[さて、前回ではアワビ類の栽培漁業概要と堅い話になってしまいましたが、今回はどの様に現場で種苗生産が行われているかお話をしたいと思います。 私はトコブシ亜種のフクトコブシ生産を行っておりました。 東京八丈島を北端に九州、沖縄、台湾方面など温か…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><font size="3.0"><br />
さて、前回ではアワビ類の栽培漁業概要と堅い話になってしまいましたが、今回はどの様に現場で種苗生産が行われているかお話をしたいと思います。</p>
<p>私はトコブシ亜種のフクトコブシ生産を行っておりました。<br />
東京八丈島を北端に九州、沖縄、台湾方面など温かい水温域に生息する種族です。<br />
成貝の殻長が7センチのトコブシは、殻長が15センチ以上のアワビより大きさは一回り小さいですが、成長過程はアワビよりもぐっと早いです。<br />
アワビの場合、放流サイズの2センチ以上に達するまで1年半以上の時間を要しますが、フクトコブシの場合は概ね10か月です。</p>
<p>さて、トコブシの生産は採卵の半年前から準備を行います。<br />
採卵に供する親貝の買い付けから種苗生産が始まります。<br />
トコブシ漁が解禁する時期はゴールデンウィーク明けです。<br />
この時期に、お世話になっている漁協に連絡をして、水揚げされたトコブシをキープしてもらいます。<br />
そして漁協に赴いて、採卵に適しているトコブシ親貝の候補を選別します。</p>
<p>漁協に到着すると、大きな水槽の中にカゴが入っており、その中には水揚げされたばかりのトコブシがぎっしりと詰まっています。<br />
それらの貝を選別するのですが、気を付けなければならない点が幾つかあります。</p>
<p>①以前放流した貝ではないこと<br />
放流した貝は殻のキワが水色です。<br />
人工配合で成長した稚貝は、青い殻になってしまうのです。<br />
勿論、生育にも食用に供するにも全く問題はありません。<br />
放流貝は自然の環境で育つにつれ、貝殻は褐色になりますが、稚貝の頃の貝の色が残っています。<br />
血筋の問題もあり、採卵に供する親貝は天然が望ましいのです。<br />
※１<br />
<a href="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/08/No7_1.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="alignleft size-thumbnail wp-image-691" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/08/No7_1-150x150.jpg" alt="No7_1" width="150" height="150"></a></p>
<p>
<cite><a href="http://www2.pref.iwate.jp/~hp5507/awabi/awabi-new.htm" target="memo" rel="noopener">画像出典元：http://www2.pref.iwate.jp/~hp5507/awabi/awabi-new.htm</a></cite></p>
<p>②メスを多めに選別する<br />
買い付け後、親貝は専用の水槽で飼育をして、秋の採卵時期になるまでに昆布やワカメを与えて畜養させます。<br />
畜養して肉付きがよくなった貝を採卵で使用しますが、オスが比較的早く精子を出すのに対し、メスは卵を出すまでに時間がかかりやすい傾向があります。<br />
そのため、メスの貝を多めに選別して採卵候補を増やします。<br />
オスメスの見分け方は、貝の足をめくり白色がオス、濃いピンク色がメス(アワビの場合は緑色)です。</p>
<p><img decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/08/No7_2-150x150.jpg"></p>
<p><img decoding="async" src="http://sakama.tokyo/blog/wp-content/uploads/2015/08/No7_3-150x150.jpg"></p>
<p><br clear="both"><br />
<cite><a href="http://www2.pref.iwate.jp/~hp5507/awabi/awabi-new.htm" target="memo" rel="noopener">画像出典元：http://www2.pref.iwate.jp/~hp5507/awabi/awabi-new.htm</a></cite></p>
<p>③活力のある貝を選ぶこと<br />
貝に限らずですが、採卵に供するにあたり弱っているものは真っ先に候補から外します。<br />
他に貝の肉に傷がついていないか確認をします。</p>
<p>その年の生産量により買い付ける量は異なりますが、概ね60キログラム(個数にして1,400個)ほど確保します。<br />
確保した親貝は漁協でチャーターした漁船で事業場まで輸送するか、発泡スチロール内に酸素を充てんした袋の中へ入れた貝を無水状態で航空輸送をします。</p>
<p><cite><a href="http://andyrich.blog59.fc2.com/blog-entry-16.html" target="memo" rel="noopener">Top画像出典元：http://andyrich.blog59.fc2.com/blog-entry-16.html</a></cite></p>
<p></font></p>
]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>アワビ・トコブシの栽培漁業…概要　　（その１）</title>
		<link>https://blog.sakama.tokyo/archives/686</link>
					<comments>https://blog.sakama.tokyo/archives/686#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[サカマ]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 27 Aug 2015 08:57:25 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[連載記事]]></category>
		<category><![CDATA[アワビ]]></category>
		<category><![CDATA[トコブシ]]></category>
		<category><![CDATA[栽培漁業]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://sakama.tokyo/blog/?p=686</guid>

					<description><![CDATA[日本では水産業をはじめ、産業において重要なアワビ種を5つ定めています。 エゾ・クロ・メガイ・マダカアワビ、トコブシです。 昭和30年代、水産資源と人の関わりは「とる漁業」から「つくる漁業」へ方向転換します。 有限な水産資源を枯渇させないため…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-size: medium;"><br />
日本では水産業をはじめ、産業において重要なアワビ種を5つ定めています。<br />
エゾ・クロ・メガイ・マダカアワビ、トコブシです。<br />
昭和30年代、水産資源と人の関わりは「とる漁業」から「つくる漁業」へ方向転換します。<br />
有限な水産資源を枯渇させないためにも、保護をして維持をする動きが強まりました。<br />
その中で人工採卵をして、種苗を育て海に放流する栽培漁業の役割が注目されました。</span></p>
<p>アワビ、トコブシの栽培漁業は現在、日本の幅広い地域で行われています。<br />
アワビは北海道から鹿児島まで、全国の栽培漁業機関で生産が行われています。<br />
トコブシの栽培漁業は、東京・八丈島を北端として、神奈川、徳島、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄など温暖な海域地方で行われています。<br />
それぞれ地域における、寒暖や海流などの特性に適した種の貝を育てて、海に放流することで海洋資源の保全や維持、そして漁業など地場産業の活性化に繋がります。<br />
また、昨今では民間会社で栽培漁業の技術をもとに、完全養殖をしてアワビ加工品や食材の流通を行っています。</p>
<p>アワビ類の人工生産の歴史は古く、1881年(明治14年)までさかのぼります。<br />
北海道開発使勧業課でアワビの増産について生殖行動、成熟期、産卵時期について調べていた人物がいます。<br />
キリスト教思想家で、近代日本史で有名な内村鑑三氏です。<br />
アワビの生殖研究は続けられ、翌1882年には松原新之助氏が卵、精虫について略図を記載して、採卵について論じられています。<br />
この結果をもとに、以降人工採卵の試験が行われますが、なかなか思ったようにはいきませんでした。<br />
1935年(昭和10年)、東京大学の村山三郎氏によりマダカアワビの成熟したメスが入っている桶に、オスの精子を入れることで採卵を誘発させ、受精卵の作成に成功しています。<br />
その後6週間にわたり、殻長1ミリまでの初期飼育を成功させました。<br />
これがアワビ類の人工種苗の始まりとされています。<br />
1952年(昭和27年)には水産庁の猪野峻氏により、クロアワビの成熟貝に水温を高温や低温にすることで刺激をして採卵誘発に成功し、13か月2センチの稚貝飼育に成功しています。</p>
<p>昭和30年代になると、都道府県の水産試験場でアワビ類の種苗生産試験が全国的規模で始まります。<br />
都道府県の各水産試験場と水産庁、大学、水研が一体となり、種苗生産の効率化と歩留まり向上、早期成長の飼育研究が続きます。<br />
その中でアワビ配合飼料の開発、採卵誘発は紫外線照射海水を用いると確実であり、実用性に優れていること、初期飼育から中間飼育の手法が生まれました。<br />
昭和50年代には現在のアワビ種苗生産技術が確立されています。</p>
<p><cite><a href="http://misakiprestige.blog66.fc2.com/blog-entry-134.html" target="memo" rel="noopener">画像出典元：http://misakiprestige.blog66.fc2.com/</a></cite></p>
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		<title>栽培漁業を知っていますか?</title>
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		<pubDate>Sun, 23 Aug 2015 09:54:28 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[日本の国土面積は38万㎢と世界で61番目の国土の大きさですが、領海と排他的経済水域(EEZ)の大きさは世界で6番目の大きさなのです。 日本列島以外に数々の離島が存在しており、広大な領海と排他的経済水域により、我が国には潤沢な海洋資源がありま…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="font-size: medium;"><br />
日本の国土面積は38万㎢と世界で61番目の国土の大きさですが、領海と排他的経済水域(EEZ)の大きさは世界で6番目の大きさなのです。<br />
日本列島以外に数々の離島が存在しており、広大な領海と排他的経済水域により、我が国には潤沢な海洋資源があります。</span></p>
<p>戦後、日本の高度成長期とともに漁業の発展も進み、漁船の高性能化や漁法の機械化により、漁獲量が大幅に増加しました。<br />
魚が食生活の主流である我々は、四季折々の季節の魚をいつでも美味しく堪能できるようになりました。</p>
<p>しかし漁獲量の増加に伴い、限りある海洋資源が枯渇、またはその危機に直面します。<br />
そのため、海洋資源の回復と維持が研究されます。<br />
1960年、瀬戸内海の伯方島で栽培漁業の試みが始まります。<br />
瀬戸内では高価格魚が減少していたため、それらの魚種の再生が検討されていました。</p>
<p>魚類、貝類を人為的な設備、施設で育成した後、自然に戻すことで水産資源の維持を図る新たな手法、これが栽培漁業といい「つくる漁業」呼ばれます。<br />
国立研究法人水産総合研究センター(旧・財団法人日本栽培漁業協会)が栽培漁業をはじめ、水産業に関する技術向上の研究を行っています。<br />
そして沿岸地域の都道府県は、地方公共団体が水産試験場を設置して、各々地域海域での生息に適した魚貝種の生産・育成研究が行われています。<br />
(例えば北海道のエゾアワビ・マツカワ・ハタハタ、鹿児島のフクトコブシ・カンパチなど)<br />
生産・育成手法が確立されて量産ベースになった魚種は水産試験場、または第三セクターの栽培漁業公社の手によって栽培漁業の本格的運用が行われます。</p>
<p>栽培漁業は魚類、貝類の採卵から孵化、初期仔魚サイズの育成を種苗生産と呼びます。<br />
初期仔魚には｢シオミズツボワムシ｣という汽水種の動物性プランクトンを餌にします。<br />
この「シオミズツボワムシ」は生産、増殖手法が確立されており、日本の種苗生産機関では必ず使われています。<br />
この時期はちょっとした環境の変化で仔魚の大幅な歩留まりの減少や疾病など、生産担当者が一番気を使います。<br />
常に水槽を泳ぐ仔魚の動向や、顕微鏡で仔魚の餌の消化状況や細菌の有無など確認します。</p>
<p>種苗生産時期を過ぎた魚種の育成を中間育成と呼びます。<br />
中間育成は稚魚が自立して摂餌行動を取るようになるので、初期飼育の水槽から専用の水槽に移して放流サイズになるまで飼育します。<br />
この頃になると、仔魚の様な大幅な歩留まりの減少を引き起こす疾病のリスクは低くなります。</p>
<p>放流サイズに達すると、自然界で自立して生存するほどに成長しています。<br />
育成を行った水産試験場や栽培漁業公社は県内の沿岸水域にて、各市町村や漁協の協力のもと種苗放流を行います。<br />
放流する種苗にはタグなど取り付け、鰭の切除など標識をすることで、成魚になって水揚げされたときに放流効果の実証ができます。</p>
<p>日本国内では実に様々な魚や貝が放流されているのです。<br />
もし釣りに出掛けて、タグや標識が付いている魚が釣れたときは近くの栽培漁業機関に連絡をしましょう。<br />
放流効果データの蓄積に大変役立ちます。<br />
そして、まだ小さいサイズの魚であればリリースすることを忘れずに。</p>
<p><cite><a href="http://akita-saibai.com/fish.html" target="memo" rel="noopener">画像出典元：http://akita-saibai.com/fish.html</a></cite></p>
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