漁港何でもランキング(その2)…日本最南端の漁港・沖縄波照間港

漁港何でもランキング(その2)…日本最南端の漁港・沖縄波照間港


前回ご案内した宗谷岬大岬漁港から南下すること約3,000km。
こうして見ると日本は結構大きいですね。
沖縄県八重山郡波照間町、波照間島が日本最南端の領土です。
人口542人(平成9年)の小さな島です。
周辺は八重山諸島が存在し、有人島は10島、その周辺に無人島が19島あります。
有名な島では石垣島や竹富島、西表島などですね。
宮古島は石垣島に近いのに諸島群が違うの?と思いの方がいらっしゃるかもしれませんが、宮古島は宮古列島群という別の諸島群になります。
これらの二つの諸島が先島諸島と呼ばれています。

さて、今回は日本最南端の漁港についてでしたね。
その港は波照間漁港といい、漁船以外に石垣島方面を結ぶ定期航路の発着場になっています。
また、海上警備に就いている海上保安庁の巡視船や、海上自衛隊の自衛艦などが波照間漁港に寄港します。

波照間島はサトウキビと製糖が主な産業です。
最近ではパッションフルーツやスイカ、メロンなど果樹の栽培を行っています。
農業以外では和牛や山羊の畜産が盛んで、島内には500頭の牛がいます。

さて、気になる漁業についてですが、現在島内で漁業従事者は10人もいません。
主にトビウオ漁を行っています。
今では細々とした漁業産業ですが、かつてはカツオ漁や加工など輝かしい過去があったのです。

時は1912年、波照間島近海で操業していた沖縄本島・糸満のカツオ船が波照間島の青年7人を雇用したのが始まりでした。
青年たちは2年で技術を学び、更にその後カツオ漁で有名だった与那国で研修をします。
1914年、波照間島にカツオ漁の帆船が登場しました。
その6年後1920年には動力船を新造します。

1924年には波照間漁協がカツオ漁の専用漁業権を獲得し、サンゴ礁が多く航行が困難な島周辺に接岸するなど困難を乗り越えます。
昭和初期には納屋を設立して、漁業環境の改善を図りました。
第二次世界大戦中は漁業活動ができなくなりましたが、戦後になり再びカツオ漁が活発になるのです。

1950年代が波照間島で最もカツオ漁が輝いていた時代でした。
波照間漁協所属のカツオ漁船は8隻保有し、島内に10か所に鰹節の加工工場を設置しました。
カツオ漁の作業分担は一本釣りでカツオを漁獲する乗組員と、鰹節加工製造員に分けられていました。
漁船が漁から帰ってくると、加工製造員たちは製造の道具を準備して船からカツオを運び出し、素早く頭と尾を切り離し大きな鍋でカツオを茹で、燻製にします。
島の経済に貢献したカツオ漁でしたが人口減などにより、1960年代に入ると徐々に衰退してゆき、漁船数も最盛期の半分4隻まで減船しました。
そして、1973年にはカツオ漁と鰹節加工工場が島内から姿を消してしまいました。

画像出典元:http://www7.tok2.com/home/kankantimes/

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